しみの治療 トレチノイン(ブログ記事から)

トレチノインについて
トレチノインという薬はビタミンA酸、レチノイン酸とも呼ばれるビタミンAの誘導体です。
元々は、アクネ(ニキビ)の薬です。【くわしくはこちら

ニキビの治療については、ウェブサイトにも書きました。

トレチノインを使う目的は、
面疱(コメド=毛穴に詰まる皮脂と角化物の塊)を追い出すことにあります。ニキビ治療では、塗っている場所が赤くなるかならないかくらいの、マイルドな使用量で充分です。

トレチノインは、
患者さんによって反応の仕方に差があります。感受性の違いといってもよいかもしれません。少量でもすぐに赤くなるひと、かなりの量をぬっても余り効かないひとーーー。そのため、一律にこういう状態ならば、この量を塗るようにとは決められません。言いかえれば、医師の腕の見せ所。
ご自分で個人輸入などで入手され、適当にお使いになって、トラブルを起こしてしまって困っておられる方もおいでです。

また、約8週間くらいで薬が効かなくなってきます。
耐性ができたと言います。東大の吉村先生はレセプターのスイッチがオフになるんだよとおっしゃっています。このあたりのメカニズムが分かりにくいのですが、確かに臨床的には8週を過ぎると効きが悪い。

USAで皮膚科医の奥様方がニキビ治療でトレチノインを塗っていたら、小皺が減ってきたということから、トレチノインの若返りの治療が始まったそうです。

トレチノインは、細胞のターンオーバーを促す薬です。
お腹にいる赤ちゃんにトレチノインが届いてしまうと(塗り薬では一応届かないとされていますが、飲み薬は大変危険です)、奇形を起こしやすくなる。厚生労働省は未認可ですので、保険の適応はありません。なので、妊娠の可能性がある女性には使いにくい。
でもこの細胞のターンオーバーを促し、毛穴を締め、表皮内のメラニンを追い出すことで漂白するという作用は、アンチエイジングのコンセプトそのものです。

私は、ニキビと毛穴、小皺目的にはマイルドに、漂白目的には強力にトレチノインを使っています。

トレチノインもたくさん書くことがありますので、続きをお楽しみに

なすびNs. 「センセはトレチノイン好きだよね?」
美夏Dr.「だって効果確実、安い。これが嫌いな人はいないでしょう?」

なすびNs.「質問の方向を変えてみましょう。トレチノインで乾燥するっていうでしょ?これはどうなの?」
美夏Dr. 「トレチノインは皮膚の細胞が細胞分裂する基底層を刺激し、そのターンオーバーを促進するとされている。新しい細胞がどんどんできるの。そうすれば、当然垢となって落ちる細胞も増えるし、毛穴に詰まっているものも押し出される。
垢となって落ちるということは、言いかえれば剥けるわけだから、結果としてのピーリング剤。薬が作用する場所が、基底層ってことよね。

当然のことながら、新陳代謝が活発になって、垢となって脱落する細胞が増えればそれに伴って水分も蒸発する。乾燥しやすくなる。だから、アトピー性皮膚炎の人など乾燥しやすい人には、トレチノインが使いにくい。

ケミカルピーリングでは、皮膚表面に塗って直接角層を剥いて、結果として細胞分裂を促す。つまり反応としては逆方向なんだけれど、結局やっていることは同じ。ただ、ケミカルピーリングでは、毛穴の奥までは薬は届かないから、コメドを押し出すには弱いわけ。ケミカルピーリングも乾きやすくなるでしょ?」


なすびNs. 「感受性が違うって?」
美夏Dr.  「反応がね、人によってずいぶん違う。トレチノインの量が一番多いプログラムが、オバジのnu-dermだと思うんだけれど、これでさえあまり赤くならない人っているの。一見肌理が細かくて乾燥に傾きがちで敏感そうな肌でも、あまり赤くならない人もいれば、反対に丈夫そうだなっておもっても、真っ赤になる人もいる。一応使っていただいて、判断するようにしているけれど。」

なすびNs. 「赤くなったら辛いよね。ワタクシはオバジのnu-dermは、いくらお勧めされてもやる気がしない。美貌に自信がもてずに外を歩く期間が長いのは、そりゃあいくら結果がよくても、ワタクシ向けではありません。」
美夏Dr. 「ただね、個人の感受性の違いも大きいけれど、実は塗り方塗る量が患者さんによって、かなり個人差があるように感じている。このくらいで使ってねとは、説明しているけれど。」

なすびNs. 「赤くなるほど効くとも言っているじゃあない?」
美夏Dr. 「赤くなったら、ハイドロキノンでメラノサイトの活動を抑えておいたほうがいい。特に肝斑のあるかたは、トレチノイン塗って赤くなって、それで紫外線にあたったら、一度に黒くなる。あっという間に黒くなるからね。ただ、ニキビ目的で使うなら、赤くなる手前で充分に効いてくるから、その量を調整するのよ。

あとね、どうしてもトレチノインはターンオーバーを促すから、場合によって炎症反応が強くなる。乾燥した上に炎症が起こると場合によって痒くなる。痒みで引っかいちゃうと今度は傷になる。痒くて掻いてしまうようになったら、トレチノインを塗るのを中止しなくてはならないの。これは、ニキビ治療でもしみ治療でもとても重要なこと。」 


トレチノインの3つのプログラム
トレチノインがニキビや若返り(小皺、毛穴)にはマイルドに、しみ抜きには強力に使うというお話をしました。
また
トレチノインを使用していて、赤みが出てくるようならば、ハイドロキノン(メラノサイトがメラニンを産生する過程を抑える薬)を併用した方が、安全性が高い(黒くならない)こともお話しました。

ところでトレチノインとハイドロキノンをつかった治療のプログラムが、私の存じている範囲内で3つあります。それぞれ製剤も異なり、プログラムのスケジュールも異なります。


1、オバジ nu-derm(クリームプログラム)
ロサンゼルスのオバジという皮膚科の先生によるプログラム。トレチノインの総量は3つの中で一番多い。そのために、多少の個人差はマスクされ、結果にぶれが少ない。
フルフェイスで治療するのが、原則。他との違いは、漂白というよりは皮膚の色を均一にするのが目的(USAでみんな色を白くしたいとは限らないですものね)。
フルフェイスで治療するので、口周りの乾燥や皮膚の剥けが派手。一見してオバジ顔とも呼ばれる、まっかっかで日焼けの後のような薄皮が出来る。
この治療中の辛さが一番の欠点でしょう。オバジ先生は1クール(6週間)の間患者さんはこのプログラムを嫌悪する(hate)とおっしゃっていました。それはその通りだろうと美夏Dr.もやってみて感じました。
レーザー講習会で欧米の講師のお話では、リスクを下げるために(特に肝斑)、nu-dermをレーザーなどの治療の前に施行する場合が多いそうです。

2、東大形成外科の吉村先生によるトレチノイン療法
原則として漂白療法。しみの部分のみにトレチノインを使い、ハイドロキノンは広めに使う。こすって悪化させやすい頬骨の上のしみの患者さんが元々多く、頬骨の上ですと、(1)赤くなっても頬紅のようにも見える。(2)頬の上は皮膚が動かないせいか余り剥けない。の2点からnu-dermよりは患者さんの受け入れが良いと思っています。
 ただ、肝斑のある方で紫外線を受けた場合、nu-dermより悪化しやすいような印象があります。特に更年期前後の方。塗り方によってか、トレチノインの感受性の違いなのか、改善度にばらつきがあるよう感じています。

3、
メラフェード
肝斑は繰り返しでてくるしみなので、穏やかに長期間治療しましょうというコンセプトの元に作られたプログラムだと理解しています。
ベタメサゾンというステロイドが入っていたために私のところでは取り扱っていません。でも今回ステロイドが入っていない製品がリリースされたそうです。期待できるといいですね


トレチノインの欠点
トレチノインとハイドロキノンを使った治療方法はいずれもしみ治療のほかに、毛穴が締まり、皮膚のはり感が出て、浅い部分の若返りとしては非常に効果が高いプログラムです。また、肝斑そのものの治療としても有効ですが、ポラリスやQレーザーなど肝斑があるとそのしみが増悪(余計悪くなる)可能性があるレーザー治療をするリスクを下げるというお話もしました。

では、トレチノインの欠点とは何か
1、 トレチノインによるしみ治療をしている間の妊娠はお勧めできない
2、 赤みが残ることがある光治療やレーザーなどで赤みをとりますが、それでも何ヶ月か赤い方がおいでです。赤みが気になっているならば、他のタイプの治療のほうが望ましい。
3、 紫外線を浴びる方にはむかない
4、 患者さんに塗っていただくので、塗る量などを完全にコントロールをするのが難しく、成績にばらつきがある。
5、 痒くなって掻いてしまうと、プログラムをやめなくてはならない場合がある。掻いてしまって傷になってしまえば、返って悪くなる。特に皮膚が痒くなりやすい方は注意が必要。
6、 アトピー性皮膚炎などで、長い期間の炎症後色素沈着があり、とくに掻きこわして真皮にメラニンが落ちてしまっている場合には、漂白しにくい。

Mrs.Floraのトレチノイン療法体験記
まず診察。
ポラロイドで前顔、横顔をパチリ。次に、潜在的なシミを映し出すUVカメラ(これは、フェイシャルエステサロンで撮ったカメラと同じです)で同じく顔写真数枚。相変わらず、すごいシミがいっぱい。エステでも見たのでそう驚きもしませんでしたが同僚に見られるのも恥ずかしいかも。
トレチノイン治療は薄い濃度のものから使って進めていきます。さあ、頑張ろ〜

1日目
朝洗顔後、化粧水の後トレチノインをチューブからマッチ棒でシミ、ほくろにスポット塗布。薄いところも含めて目の下〜頬まで10ヶ所箇所くらいありました。家事をしながら1〜2分後、黄色いゲルが透明に
 指で、広く薄くハイドロキノンをシミの部分からはみ出して塗布。この時トレチノインを広がらなく塗るのは難しいが何とか。次にクリニックご推薦、定評ある脂溶性ビタミンC誘導体を塗布。ただ、今金欠なので購入するまで省略。保湿剤を乾燥する部分に塗布。クリニックでもらった保湿の軟膏を塗布。刺激の少ない美容液でも可。日焼け止め(SPF30以上)を上手に(自宅の物はスティックタイプでしたので、パッティングするように)しっかりつけて(これは技術が必要かも)所要時間約10分。お仕事なのでお化粧をして、いざ出勤

急ぐとはみ出したりするので、子どもが起きる前に余裕を持って。これを朝、晩2回、2週間です。晩は、付けた箇所にはクレンジング無しで、やさしく洗顔後もう少し広範囲に。ナース曰く、トレチノインは皮膚の下から汚れ等押し出してくれるのでクレンジングは不要との事。

2日目
アレッ。何だかトレチノインを付けた目の下の皮膚が剥けている。これが例のトレチノイン塗布の症状?!
もう1ヶ所、シミの部分が少し薄く小さくなっている?本当にもう効果が出でいるの。。。

3日目
付けた範囲が薄く剥けています。少し皮膚が荒れた感じに見えます。なので、塗布後には、リキッドファンデーションを使いました。薄付けしていましたが、う〜ん、何も変わらないなあ。。。夜は、トレチノインの量を少し増やしてみることにします。

4日目
朝起きて鏡を見ると、目の下部分がややうっすらと赤みがあり、むくんでいるような感じ。幸い洗顔をすると落ち着きました。さすがに4日目ともなると手馴れてきました。それぞれ塗ってから2〜3分置くと馴染み易いようです。
トレチノインを付けた部分が剥けています。どんな風に剥けているのか。そうですね〜日焼けの後皮が剥けますよね。アレですアレ。痒みはありませんが、擦ってはいけないので日焼け止めをパッティングするようにつけました。
夜。 お風呂上り後、いつものように化粧水をつけて・・顔全体がヒリヒリ〜しみる〜 頬が少し赤いのは、お風呂上りだからじゃなくって炎症の症状なのだわ。皮膚1枚剥がれた感じを実感。ワセリン塗って、しっかり保湿をして。明朝は違う化粧水にしないと。


8日目
皮剥けも少しピークを過ぎた感じです。でもまだ剥けているので、しっかり保湿です。

9日目
お風呂は最低30分は半身浴をしています。なのでお顔の毛穴もしっかり開いているので、お風呂上りは特にお肌が敏感になっています。トレチノイン、ハイドロキノンを付けると目の〜頬半分位はヒリヒリとしています。
でも、確かにシミの何ヶ所かは、薄く小さくなっています。

10日目
美夏Dr.に経過を見ていただいたところ、皮剥けも少し落ち着いたようで(個人差があります!)2週間目に突入するので、「そろそろトレチノインの濃度を1upしましょう」との事。トレチノインはまだ半分以上残っていますが、ハイドロキノンはトレチノインより使用量が多いので、あと1〜2回で無くなりそう。1本追加でいただきました。

今の肌状態ですが、赤みは和らぎました。でも化粧水を付けるとまだ刺激がありヒリヒリとまでは無くヒリ程です。皮剥けはスタートして4日後位の状態で、見た目には目立ちません。でもファンデーションをつけると、少々お肌荒れてますか〜?!という状態です。


14日目
治療が始まってから、以前にも増して鏡でジーッと顔を観察しています。

治療開始2週間での濃度0.1%トレチノイン効果を、あくまでも個人的見解ですが数字で表してみました。

治療前が10、完全にシミ消失が1だとします。
気になっていた比較的新しくできたシミは、殆どわからなくなり、2。
0.5?程のほくろは、9。全体的には7です。

あと、これは気のせい?かもしれませんが、気になり始めていた毛穴の開きが引き締まってきた・・・。こちらも評価9。要観察です。

明後日は子どもの運動会。しっかりと日焼け対策しなきゃ 。

シミ治療開始から3週間経過☆15日〜23日目
この1週間は引き続き同じ様に塗布。トレチノインをスポット塗布した部分数ヶ所が(5ミリ程の大きさで)赤くなっています。と言っても痒みや痛みがあるわけでもなし。日焼けしないようにだけ気をつけました。塗布部分を顎のあたりまで少し広げたので、新たな皮剥けが始まりました
ハイドロキノンの2本目使用開始。同じ濃度のものです。トレチノインより広い面積に塗布するので、早く無くなりますね。

ところで使用中のハイドロキノンですが、変色してきます。これは特質らしいです。できるだけ早く使い切らないと。

トレチノイン療法をスタートして1ヶ月が経ちました。シミもスタート当初より、薄くなったり、ほとんど消えた所、大きさが半分程になったり、と効果がありました。私的には結構満足感有り


ここで感想
まず、日焼け対策。
9月中旬からは晴天の日が殆ど。行楽日和が続きとても気持ちのいい快適な気候。日焼け止めと帽子、日傘と・・とにかく気をつけました。
悲しきかな、できるだけ外出しないようにしました。まるでオタクのような生活。洗濯干すのも日差しが差し込む前、お買い物も夕方か、日が沈んでから健康の為のウォーキング(お散歩)も暗くなってから。治療前より確実に明るい時間の外出が減りました。バンパイアかいッ
次に皮剥け。
これはどうしようも無し。放っておくしかないです
赤み化粧水がシミたので、刺激のないものに変更。
幸い、手持ちの安心して使用できるものがあり、又痒みもなかったのでホッ

お化粧
仕事等でお化粧する場合、皮剥けをカバーするのは難しい。外出すると、外気やエアコンにさらされて、結構乾燥するのがよく分かるので、2〜3時間程で皮剥け、皮膚荒れ状態に。
こまめに、保湿をしてお化粧直しをしないとかなり気になる。友人にもいちいち説明してました。説明したくない人は、外出の機会の少ない期間を選んだ方がいいかも。

朝夕2回
Dr.には内緒だけれど、夕食に美味しいをいただいたりしたら、そのまま寝ちゃった事が2〜3回m(*T▽T*)mおゆるしを
あまり几帳面過ぎずに気軽に気長に続ける方が結果オーライかも


濃度アップ!?4週間経過
今日からトレチノイン0.4% と ハイドロキノン乳酸の使用がスタート。今まで使用していたものは使いません。前回はトレチノイン0.1% と(乳酸の入らない)ハイドロキノンでしたので、濃度とピーリング効果が高くなりました。今日は秋晴れになりそう。日焼け大敵なので夜から使用することに。
 Dr.の指示通りトレチノイン→ハイドロキノン→トレチノイン。しかも、トレチノインは2度付けです。トレチノインの濃度UPのせいか伸びにくい。ハイドロキノンを塗ると少し刺激がある
 明朝の肌状態はどうなっているのでしょう・・・


☆真っ赤〜!!25日目
朝起きて顔を見ると頬全体が真っ赤。額、顎も少し赤みがあり、顔全体がやや腫れぼったい。少し熱っぽい。頬の高い部分の少し下、毛穴がかなり開いている。普通この部分の毛穴って目立たないですよ〜
濃度UPが原因かな。早速洗顔して様子をみてみましょっ。いつもの泡洗顔でこすらない様に
化粧水は今まで使用していた刺激のないハー○ー。真っ赤だからかなり心配。良かった〜付けてもヒリヒリしない。
今日は秋晴れ日焼け止めをしっかり塗って帽子を被ってちょっとお散歩。帰宅しても、赤みは引かない。。。どころか火照った感じがやや強くなって。日焼けして赤い、というよりかぶれて赤くなっている・・・そんな感じです。

休日はいつもですが、今日はコンタクトの方が良さそうだゎ
1日中赤みは引かず、範囲は顔の80%位を占め、朝よりも広がったようです。引き続き火照った状態ですが、痒み、痛みはありません。

シミ治療開始1ヶ月〜26日目
赤みはまだ続いています。火照りもあり、ハイドロキノンを塗布すると昨日の違って、少しヒリヒリ刺激がありますよ〜。なので色々上塗り?!したくないので、という事もあり日焼け止めは無し。

昨日から初めてひどく真っ赤〜になったので、職場でDr.チェックを受けました。乳酸入りハイドロキノンなのでどうしてもそうなるらしい。日焼けだけは要注意の事。朝は、乳酸入りハイドロキノンは、使用せず、以前のハイドロキノン(乳酸無し)を使用との事。
保湿等、夕方まで1度もしないとかなりお肌も乾燥し、顔の下半分はひどく皮剥け状態

27日目
今朝も顔は真っ赤。 トレチノイン→ハイドロキノン(乳酸無し)。ウッ!乳酸無しでもヒリヒリする。でも、しばらく経つと刺激もなくなります。今日は友人数人と会うのに、止めようかな〜 と考えてしまうほど頬、額、顎と全体に赤い。日焼け止めは塗らないで、パウダーファンデーションを叩くように厚塗り。まだ赤い部分はあるけれど、ジロジロは見られない範囲かな
しばらくこの状態が続くのかな〜(不安)。外出がイヤになってきました
楽しいひとときも終わり、帰り際に一応ご説明。
皆さん・・気付かぬ振りをしてくれていました
「赤いわね」
「日焼けしたのかと思っていたわ」
「シミ治療やってみたい〜でも高そう〜」
「やりたいわ〜」
「保険利かないのよね」
「レーザーって・・・?」
「私もここにね・・・」
と興味深々でした。

朝から5時間も経つと、頬、額、顎と全て相当な皮剥け状態。それもかなり大きなハガレが。エ〜ッ、これで電車に乗っていたの
外出が長時間の際は、保湿クリーム等でお顔直し必須だヮ
化粧水も少し沁みる。
気になって、はがれそうなところを触ってしまったからだわ。
ハイドロキノン入り乳酸に。やはり沁み〜る
剥がれそうな箇所は乾燥しているので、ワセリンをタップリつけておきました。


28日目
赤みは余り引かない。ハイドロキノンがしみる。
午後から小学校の連合運動会。日焼け止めをしっかり塗り応援へ
でも外出しても顔を合わせられない程、顔中ズル剥け状態なので止めようかなつば広帽子と日傘で対処するも、2時間半程校庭の木陰でも日差しがきつい。一層肌が乾燥してきて、皮剥けが気になって仕方ない。 帰宅後すぐに洗顔、保湿。この状態はちょっとまずいかも
商店街のお店の仲良しのおばさんがすぐさま、「顔どうしたの?何かで荒れたの?」そりゃそうでしょう、顔は真っ赤、皮剥け状態絶好調過ぎ・・・

細か〜く説明。それから、色々質問攻め。
価格、本当に取れるのか、どの位の期間するの?長いと面倒くさいわね〜etc.

5週目突入 29日目〜34日目☆経過

今週は酷かった
顔全体の皮がどんどん剥けて、しかも剥がれ落ちずに残っているのがマズイ
誰が見ても、キタナイ顔
朝のお化粧から3時間もするとお肌が乾燥してくるのでお顔はゴワゴワ、カサカサ状。しかも、乾燥した茶褐色1円玉大のシワシワ皮膚が3,4ヶ所あります。
食事をする時にその部分が引きつる感じ。
毎朝、外出したくな〜い、何とか収まって〜と祈りつつも収まらず。。。

仕事から帰ったら、すぐに洗顔、保湿。の毎日。

それから、藁にも縋る?じゃなくて、購入するのを忘れていた脂溶性ビタミンC誘導体のCブーストのクリームを入手。遅ればせながら、ビタミンCをお肌から吸収させる
使用順は、トレチノイン→ハイドロキノン→ビタミンC→保湿軟膏。
とにかく今日から使用開始


Dr.から、朝だけ乳酸入りトレチノインは止めて、アスコルビン酸+トレチノインに変えて、と言われても状態変わらず。
しかもこの状態では気になって、触らずにはいられない

Dr.も始めたられたそうだけれど、全然分からないのは、お化粧上手

「触っちゃだめよ」
「剥けるのはその分、綺麗になるって事なのよ」
・・・と言われても、に乗っても、道を歩いていても下を向いている、暗〜い、長〜い1週間でした


36日目
洗顔していると、頬、顎あたりの肌触りが違う
何かツルッツルッしてますッ
これは

やっと一皮、どころか五皮位剥けた?結果でしょうか。
効果が出てきた?
そう言えば大きな剥がれかけの皮膚はいつの間にか殆どなくなっています
ところどころ小さなフケのように剥けていますが。

シミの濃さをじっくり観察。
例の如く、治療開始前を10、完全にシミ消失が1とすると、
効果が薄いと言われていた鼻すじ当たりは5。 頬6。 
範囲を広げて始めた顎9。
0.5?程のほくろは、7。
目の下で前回2と評価していた1ヶ所は殆ど消えて1
全体的には7から5へ。


トレチノインは患者さんによってかなり反応が異なります。0.4%でも、ほとんど反応しない方もいて、最初に始める場合最初の2週間がいつも心配です。
口をすっぱくしてお話していますが、こすらないように、皮膚を触らないように、太陽にあたらないように、気をつけましょう。洗顔のときにごしごしこすってしまっている人も、良い結果がでません。

Mrs.Floraは、乳酸の入っている方のハイドロキノンに切り替えたとたんに、反応が強くなりました。この乳酸に対する反応もかなり人によって違います。
乳酸はピーリング剤です。もともとヒリヒリする製剤です。トレチノインで基底層での細胞分裂を促しておいて、皮膚表面をピーリング剤で直接はがしてゆくことで、ターンオーバーの速度をさらに速めようとしているわけです。
炎症の程度によって、乳酸を使っています。

Mrs.Floraは広い範囲でトレチノインとハイドロキノンを塗布したので、Obagiのニューダームなみに顔中が反応して辛かったんですね。
でもずいぶん皮膚の張りがでて、しみも薄くなってきれいになってきましたよ。