美容外科編 No.6

脱毛

言葉と脱毛 2006/5/26
面倒nsブログで、美夏Dr.の口癖を指摘していましたね。
足を見た瞬間に、多分水虫だろうなとか、多分違うとか、まず肉眼的に判断するのですが、そのときに「多分水虫だと思う」を「これはクサイ(=疑わしい)」と表現しているとは、自分で気がつかなかった。これはこれは失礼致しました。おかしな表現をしないように注意しているつもりで、うっかりしていますね。どうもすみません。

面倒くさがり屋ナースはのんびりしている雰囲気で、よーく見ている。おお、面倒くさがり屋ナースの声がする
「耳に強く響いてくるんだもの、当然気になるでしょ。」
なかなか診療所内での言葉は、難しいものです。

コメットは、ハイパワーで良く抜けます。でも頑張ると痛いんですよね。

このあたりも、難しくて、ハイリスクハイリターンなので、あんまり痛いのを我慢して頑張っちゃうと、ニキビになってしまったり、やけどを起こしたりする可能性がある。かといって出力を下げると回数がかかる。 

あまりお急ぎでなくて痛みをお避けになりた方いは、ある程度回数がかかるのをご承知いただいて、低めの出力で当てるというのも選択肢だろうと思います。どちらがお好みでしょうか?

また、同じ出力で照射しても、細い毛に照射するときにはあまり痛みを感じません。それなら、照射する間隔を短くするのも、ひとつの方法です。例えば膝下ならば、6週間から2月毎とかではなく、4週間毎くらいの、次の毛が生えそろう前に照射するようにスケジュールを作ると痛みが少なくてすみます。

照射する間隔(次に照射するまでの期間)を長くあけても、脱毛効率(脱毛に必要な回数)は変わらないというデータがあるそうです。 


顔の脱毛(ヒゲ脱毛) コメットとポラリス   2006/6/1

コメットという器械は、ダイオードのレーザーによるエネルギーとRF(高周波という電磁波)のエネルギーの二つがでます。

コメットのユーザーズミーティングでは、男性のヒゲ脱毛に、今までの器械に比べて効果が高いという評価が出ていました。 このところコメットの評価が高くなったためか、ヒゲ脱毛を希望なさっておいでになる男性患者さんが、少しずつ増えています。コメットのほかに男性のヒゲ脱毛に効くとされているのは、ロングパルスヤグです。どちらもやはり照射はそこそこ辛そうです。

ところで、女性の顔の脱毛について

コメットはもともと脱毛専用器械ですので、脱毛目的のみで使っていました。でも、お顔に照射していますと、女性の皮膚がだんだんきれいになってきます。皮膚の色が白くなり、毛穴も縮小してゆきます。
脱毛されて毛根の色も見えなくなってきますと、よくいうあかぬけしたお顔になります。

ポラリスという若返りの照射するマシンがあります。このポラリスという器械もコメットと同じ、ダイオードとRFの組み合わせなんですね。

ポラリスの一番のウリは顔の色をとりつつ、引き締め(若返り)を、というものです。このポラリスの効き方と、良く似ているんだなあと思っています。
ポラリスとの違いはダイオードの波長がポラリスは900nm、コメットは810nm、パルス幅がポラリス200msでコメットが100ms、照射出力は同じ。RFはポラリスが80−90J、コメットが50で、どちらもバイポーラタイプ。パルス幅の違いでポラリスによる脱毛効果は低いが、RFが高い分だけ引き締め効果はポラリスのほうがある。ということだそうです。(美夏クリニックにはポラリスはないから、本当の効果の違いは分からない)

お顔にレーザーや光を照射するときには、気をつけなくてはならないことがあります。
肝斑や炎症後色素沈着というおしみがある人では、そのしみが悪化することがあります。コメットの場合、ダイオードのエネルギーは10Jまで下げることが可能です。ハイドロキノンなどでメラノサイトの活動を抑えておけば、しみが悪くなるリスクを下げることができます。肝斑は長い治療期間が必要なしみです。充分気をつけて治療しましょうね。

ポラリスの講演会でUSAからきていた講師が、「ポラリスで肝斑を悪くするのは、とっても簡単です。自分は肝斑のある患者さんには、オバジのクリームプログラムを必ずやった上で照射しています」と発言していたのが、心に残っています。ポラリスが日本に出回る直前の話でしたが、この講師も辛い思いをしたのが伺える渋い表情でした。

また、
エステさんなどで顔に光治療やレーザー脱毛をなさる場合があります。肝斑が悪化する危険性をご存じないエステサロンも、かなりの数あります。お顔のしみは、光治療やレーザー照射で悪くなることがあります。脱毛の治療でもリスクは一緒です。ちゃんと診断してから照射しましょう。特に短めの波長はリスクが高いので、気をつけてくださいね

ビキニライン脱毛
ビキニライン脱毛ねえ。 

昨年2回コメットを照射しまして、かなりVラインの無駄毛は減りました。残りは1/3位でしょうか。
まだ水着の時期でないために、追加照射をしていないDR.美夏です。

「ああ、なすびの声がする「
せっぱ詰まらないとやらないんでしょ?美しくなるために努力しないなんて、全くオンナの風上にもおけりゃあしない!!
 面倒くさがり屋の名前は、ナースに返上してもらって、私が
面倒くさがり屋 兼 痛がり屋ドクターにすべきかな。

「そうだ、そうだ」
ここのところ、なすびがいなくても、なすびの声が耳から離れない。すごい存在感ですねえ。
確かに、プールに行くと決めてからの処理だと、肌は荒れるし、場合によっては時間がなくて処理できません。早めに脱毛しておけばトラブル解消で楽なのに、面倒くさがり屋 兼 痛がり屋なもので、「あすこそやろう」がずっと続いています。

コメットが発売されてすぐにデモンストレーションで自分のVラインにあてた。そのときは痛かったこと、痛かったこと。メーカー側の推奨照射出力が、今の4割増しぐらいだった。詳しく言うとRF40ジュール!! 40ジュールは相当強い出力で、脇やVラインの初回だとかなり痛い。あんまり痛くて、このままでは誰も照射できないと思って、導入が秋まで延びてしまったんでした。現在Vライン初回の推奨照射出力はどこのクリニックでも、ダイオードは皮膚の色によるが、RFはだいたい20−34ジュール位でしょう。美夏クリニックはやや高めの30前後で頑張っています。
面倒くさがり屋ナースのブログにある、間引きしてゆくというプラニングは悪くない。でもRF30-40であてると間引きではなくて、なくなっちゃう場所もあるから、間引きたいところはもう少しRF出力は下げなきゃね。間引きしたいのか、しっかり脱毛したいのか、おっしゃってくださいね。

脱毛は、永久脱毛なので、いったんきちんと脱毛されると今後生えません。脱毛したところの増毛治療に取り組むという論文は、私は見ておりませんので、残しておいた方が良い部分は教えてくださいね。

「自由自在 Vラインの形」です。
ところで面倒くさがり屋ナースブログは衣替えしましたね。シンプルビューティー路線だと思っていた面倒くさがり屋ナース。やはり、なすびのゴージャスかわいい路線の影響を受けているようで、見た瞬間噴出してしまった面倒臭がり屋 兼 痛がり屋ドクターでした。