■治療方法と薬剤について
トレチノイン+ハイドロキノンの二つの薬を塗る治療
1.薬の説明
1)トレチノインはビタミンAの誘導体。新陳代謝を上げて、メラニンを追い出す薬です。女性にとって、トレチノインが使いこなせれば、高い化粧品は必要がないと私は思います。健康的!
2)ハイドロキノンは、色素細胞の働きを抑制して、メラニン生成を抑えます。必要悪です。
2.プログラム共通の特徴
トレチノインとハイドロキノンを使うプログラムが、多種類あります。いわばレセピです。Obagi nu-dermというクリームプログラムが、強力で結果がより良いプログラムです。
1)毛穴がしまり、皮膚のはりがでて、若々しい皮膚になります
2)トレチノインが血管を拡張しますので、赤みが出やすい。もともと赤ら顔の方はロングパルスヤグレーザーで拡張した血管を治療してゆく必要があります。
2)紫外線や摩擦、その他の化粧品などで刺激をすると、肝斑が増悪することがあります。治療中は、皮膚を刺激しない、紫外線を避けるよう十分な注意が必要です。
3)ひかり輝くシャイニー(shiny)で健康な皮膚になります。(青白いシルキーな皮膚ではありません)
4)原則内服薬が不要です。治療中に肝斑が目立つ時には処方する場合があります。