■眼の形成
目はお顔の印象を決めるキ−ポイントです。一重か二重か、印象はかなり変わります。それだけでなく、瞼の厚み(眼窩脂肪の量や皮膚の厚み)や骨格のつくりなど、もともとの形も千差万別です。個性を生かしその人にあった美しい瞼を作りましょう。
●二重瞼
【クイック(埋没法)】
脂肪があまりついていない人に向いています。止めなおしやはずすことが可能ですので手術に不安のある方、未成年の方にお勧めしています。瞼が厚い人で切開法には怖くて踏み切れない時に、仮縫いとしても良い。
【切開法】
まぶたの幅に切開を入れます。厚みのある瞼にきちんと二重を作る決定打です。30歳後半から、やや皮膚にゆとりが出てしまった方には、若返りをかねてたるみとりもかねて手術するとよい。
埋没法で何度も外れる場合には、切開法のほうが適しています。
切開法は結膜側には糸をかけるなど眼球へ影響がなくて、安心です。
埋没であっても腫れる時があり、厚めの瞼であれば、切開の方がお薦めです。

●皺取りの手術

【眉下切開法】
眉直下の厚めの皮膚を切除します。
メリット
二重の形は変わりません。印象が若い時と同じです。もともとの二重のラインがきれいな方や一重のままが良い方にお薦めです。ぼてっと腫れている期間があまりない
デメリット
傷痕が3か月程度赤い。アイブロウペンシルの色を少し工夫すれば、カバーできます。傷のあとが目立たないけれど、残る。
【二重ラインの切開法】
きれいな二重に形を変えたい場合に良い。しばらく新しい二重のラインの上が腫れて落ち着くまでに時間がかかります。
●下垂手術
【挙筋前転術】
瞼を引き上げる筋肉を前方へ引き出すことで、瞼の開きを良くする手術です。視野が広がり上方視しやすくなります。小さめの切開線で前転のみすれば、あまり腫れません(皮膚を切除すれば腫れます)
【筋膜移植】
挙筋の機能が悪い場合には、側頭筋膜か大腿広筋膜を移植します。前頭筋の働きを使って瞼が開くようにします。
●除脂手術 眼窩脂肪を取り出す手術です
上瞼 :二重を作りながら脂をしっかりとっても良い。二重の外側の方を2-3ミリの小さい切開からそっと取り出しても良いの。
下瞼 結膜側から脂を抜けば、キズは見えません。脂が膨らんでいると影が深い