メール相談について
ブログを書き始めてから、時々メールでのご相談を承ります。これが、一般的なお話、特に皮膚科系のお話ですと、そんなに問題がないのですが、瞼など美容系の手術のお話ですとすっごく難しい。特に瞼は形と機能の両方が重要です。
道行く人の瞼の形を見てみてください。皮膚の厚み、脂の付き方、眼球の位置(出目なのか奥目なのか)、蒙古ひだの形(特につっぱりの強さ)、眼瞼挙筋の動き、左右差、眉毛の位置、皮膚のゆるみ具合、などなど。みんな違います。
それなので、お話下さって理解した瞼とお会いしたときに拝見した瞼では、全然別の瞼であることが、しばしばあります。
先日、ぼうっとTVを見ていましたら(うろ覚えのところがあり、少々間違っていたら、ごめんなさい)
「時計である
10時10分を指している
秒針は赤い
文字盤は白くて四角い
枠は茶色である」
という文章から、その時計を書くというゲームをしていました。数人のゲストと視聴者がその絵を描いていました。まあ、当然ですが千差万別。
一目見れば、どんな状態なのか分かります。でも、いくら言葉で表現しても、限界があります。そのために、いわゆる美容の手術の細かい内容はブログやウェブサイトなどでは表現しにくい。
「百聞は一見にしかず」
本日は言葉によるご相談で医師が見せて下さいとお願いする理由でした。
posted at 2006/08/03 09:25 | kojitomika |
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