アンチエイジングの実際 No.6

 今月始めの美容外科学会では、皮膚表面のレーザー治療や高周波治療から、フェイスリフトをはじめ手術治療まで、それぞれの手技の詳細や成績について、たくさんの討論や発表がありました。  抗加齢治療はアンチエイジング治療と呼ばれ、話題の中でかなり大きな部分をしめます。  そしてその内容はターゲットの深さや手技により、さまざまです。このブログでもお話いたしました。  この学会で感じたことのひとつに、患者さまのニーズが、比較的短期間にはっきり改善が見える治療と日々の生活の中で負担なく少しずつ改善するタイプの治療に分けられているという事があります。  例えば、美夏クリニック( http://www.mika-clinic.com/ ) でもさせていただいている治療のひとつに、ヤグレーザーによるレーザーピーリングがあります。北里大学の先生によるご発表では、母集団30人のうち、平均4年2月の間に平均26.5回このレーザーピーリングをなさった結果、20人の方で非常に効果があり、6人の方で効果あり、不変が一人だったそうです。  治療回数の多い方を選択した上で、結果がどうであったかという御発表でした。でも、この施設でのもともとの治療回数も平均12.77回とかなりの数です。  レーザーピーリングは、一回一回の効果がそんなに眼に見えるものではありません。多少の赤みは出ることがありますが、いわゆるローリスク、ローリターンの治療です。それを回数を重ね時を経れば、その時が経つ前よりも皮膚の状態が良くなる。  日々の生活の中で負担なく少しずつ改善するタイプの治療は、はっきりと結果が見えるタイプの治療ではありません。それでも患者さんに喜んでいただける治療であり、それなりに価値のある治療なんだと認識しました。   posted at 2006/10/26 18:57 | kojitomika | permalink/全文表示 |

関連記事

  1. MIPSに行ってきましたよ (MIPS、1)

  2. 秋は勉強会が多い

  3. 膨らませることで若返りを (MIPS No.3)

  4. 日本抗加齢美容医療学会(MBF)

  5. 抗加齢医学会に行ってきましたよ

  6. サーマクール 鍼灸師に照射してみると

最近の記事 おすすめ記事
  1. 春なのに

    2020.03.30

  2. 梅雨開け

    2019.07.25

カテゴリー

年月を選択

タグクラウド

Aoyama flower market M22 フォトフェイシャル ルミナス Smas-up 高周波と低周波 RF EMS  STCチップ サーマクールキャンペーン しみ治療の良い時期 ひだこ リベド 低温熱傷 アラガン ルミガン グラッシュビスタ イワシの生姜煮 クナイプのバスソルト サンバ 女神 シャンソン 島本弘子 シーレ スキンケア キャンペーン  レーザーフェイシャル M22 トーニング ステロイド 密閉療法 スレッド チャリティ ディファリン デッサン ニキビダニ パースピレックス ヒアルロン酸 注入 ビタミンCのイオン導入 紫外線をどう避けるか ピアス 在庫 ピュラジェン ボトックス ヒアルロン酸注入 ムーバブルタイプ リゴレット レンドヴァイ ロマの音楽  レーザーシャワー リフトアップレーザー ロングパルスヤグレーザー ジェネシス ワキ汗 わきあせ 腋下多汗症 久保山真衣 口の周り、しわ、若返り 咳エチケット  成蹊大学 混声合唱団 打撲 漢方 治打撲一方 毛虫皮膚炎 毒蛾皮膚炎 法令線 年齢による変化 皮脂欠乏性湿疹 脱毛 ジェントレース ジェントレーズ マックスプロ 脱毛、ジェントレース、ヤグ、アレクサンドライト 花粉皮膚炎 講演会のおしらせ 赤い 乾く 乾燥 運河 ネクシードタレント 陥入爪 爪の切り方
PAGE TOP