患者さんからお手紙を頂戴しました。
「すっかりご無沙汰をいたしております。
私もどんどん年齢を重ねて、白雪姫の継母の気持ちが理解できるようになってまいりました。(鏡を見る度にため息をついております) あの時代にアンチエイジングがあれば、継母もあれほど意地悪にはならなかっただろうと思う次第です。 本日、メールをいたしました件は、夫のアンチエイジングについてです....」
10台の頃には自分自身が50歳過ぎて生きているなんて思わなかった。ずっと20歳くらいのままのつもりだった。
わたくしは、ここでカミングアウトするのも恥ずかしいけれど、あまりお洒落ではない。だいたいが白雪姫の王妃さまと違い、美形ではない。こちら とか こちら
でも患者さんにさせていただくことは、自分でもなるべく体験してみようって思って(礼儀よね!!)種々の治療を受けています。 少しずつ改善します。 美容外科の罠ーー。何かをすれば、その分だけ改善するのでやめられない。きりがない。
考えて見れば、20数年前の美容外科ってちょっと敷居が高くて、ちょっと胡散臭い雰囲気があった。それが、普通の女性たちが後ろめたく感じないで、治療を受けられるようになった。治療も手術からボトックス、Filler、レーザー治療など選択肢も広い。随分変わったものです。 美容外科ほどこの10年の変遷が激しい科はないと感じます。
美容外科やアンチエイジングの治療は、鏡に向かって下の世代に向かって、怒りをぶつけるよりも建設的でよい手段だなって思います。
次回はお約束の瞼のアンチエイジングを書くつもりーー。
記事を書きながら、思わず白雪姫を検索してしまいました。 お話の白雪姫は7歳とか、16歳とか、出典の違いで年齢も異なりますが、美しいと自認していた王妃が、はちきれんばかりの若々しさの白雪姫に嫉妬する気持ちは、分からぬでもない。 そして高須クリニックの高須先生でもない限り、美容手術の粋を尽くしても、なかなか一世代(つまり2-30年ですね)分若返ることは、難しい。
若い世代は皆それなりに美しい。その人その人の美しさ、その年齢の美しさなど、美しさにも色々ある。何を望むのか、何が大事なのか、なかなか選択の難しい時代ですね。 こんな美しさもありますしーー こちら