内臓脂肪と皮下脂肪 by Dr.筑田
筑田先生によるダイエット法についてです。前回のブログはこちら
http://mika-clinic-drs.bblog.jp/entry/325478/
それでは筑田先生よろしくお願いいたします。
体重コントロールで私が考えていることは前回も述べました。美しさの基準は時代により地域により変わってくるものです。女性誌で、病的な目の焦点が定まらないようなモデルさんをおみかけします。その病的な美しさをめざすより、私は健康美をめざしていただきたいと思っています。
治療をするにあたっては、その人の体形、皮下脂肪、内臓脂肪の状態を把握することが必要です。 肥満があるとすると脂質代謝はどのようか、肝臓はどうか、糖尿病はないか、甲状腺機能はどうかをチェックします。
また、運動療法を考えるにあたっては心臓の機能、呼吸機能はどうか、四肢関節の異常はないかを調べ、楽しく治療を成功するためには趣味は何かも知っておく必要があります。
さらに食生活、生活のリズムはどうかなど聞いておく必要があります。 ただ単に食事を減らすだけでは痩せた病人を作ることになりとんでもないことです。
皮下脂肪は健康上あまり問題になりませんが、内臓脂肪が多いいわゆるリンゴ型肥満は直ちに是正する必要があります。 これはメタボリックシンドロームの中心に位置する生命を脅かす危険因子だからです。 内臓脂肪は運動とカロリー制限で容易にコントロールすることが出来ます。
女性の皮下脂肪の減量はそんなに簡単ではありませんが、やはり運動とカロリー制限が中心になります。 運動なしでカロリーだけの制限ですと骨粗鬆、筋肉萎縮が起こり、基礎代謝も低下して身体には好ましくありません。
プロポーションを中心に考え、余分な皮下脂肪を除こうと思うなら危険度の少ないメソセラピーを考えるのも一つの選択肢かもしれません。 腹部周囲、腰周り、臀部の余分な脂肪を確実に減少させます。 ただし、運動とカロリー制限で健康な身体を作る努力はしていただきます。 健康美が大切なことを忘れてはなりません。
おやおや遅筆の筑田先生がブログ原稿を送ってくれました。
この調子でゆくと、このところ体重増加に悩み、リエッタ失敗、防風通聖散失敗、マイクロダイエット失敗、ナースBナスによるベルト作戦失敗で落ち込む美夏Dr.のダイエットの実況中継がアップできる日は、あまり遠くないかもしれませんね。
そういえば、吉祥寺に来てしばらく体重増加に悩まされていたようでしたが、このところ昼食抜きで減量していた様子。その結果についても報告してもらいましょうね。
posted at 2006/09/30 19:41 | kojitomika |
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