韓国ソウルで2010年9月11-12日と MIPS Minimal Invasive plastic surgery and dermatologyという学会が開催され、出席してきました。
最小限の治療で最大限の効果を と言うのがサブタイトルです
学会って何をしているんだろう と、お思いの方もおいでだと思いますので紹介しますね。
今回は、大きな講演会場は4つ。写真の奥の方に広い部屋があります。沢山のテーブルと椅子がならび、聴衆が聞いています。普通の発表では数分から15分、シンポジウムや招待講演などでは1時間くらいの時間で講演、その後質疑応答と続きます。朝の8時から夕方6時まで、途中コーヒーブレイクを除いて座りっぱなしです。
国際学会では大抵の場合公用語official lunguageは、英語のみまたは英語と開催地の母国語です。今回の場合英語と韓国語が公用語でしたので、たとえば発表が韓国語の時には、イヤホンで聞けるレシーバーを通して英語の同時通訳が聞けます。
講演会場のまえには大きな展示場が作られます。写真は展示場の正面から撮影したものです。手術やレーザー器械、薬品などを業者さんが展示しています。一回りめぐると、こんな新しいものが出てきたんだなとか、使いやすそうな器械だなとか、結構面白い。いくつか購入してきましたよ。
自分に興味がある演題を聞きに行きます。
今回印象的だったのは、下瞼から頬の若返り治療です。目クマと言っても良い。 余分な脂肪と皮膚を切除して皮膚をタイトニングしようというのが、今までの戦略でした。いわば取ってしまいましょうという治療。この2-3年の流れは、取るのではなくて膨らませる。Filler(ヒアルロン酸やレディエッセ)や自分の脂肪を注入して、へこんでいる場所を膨らませ、ふっくら若がえるという治療です。
顔のエイジングは、しわしわしてきた風船に例えられます。だんだんシワシワしてきた風船を丸い張りのある風船に戻すには、空気の出入り口を絞る(タイトニング)するか、さもなければ空気をいれる(膨らますexpansion) 2種類です。
二つ目にメソセラピーです。メソセラピーというのは、薬剤を一番必要とされている所に針で注入して行くという治療です。ヒアルロン酸やビタミン、アミノ酸、成長因子などーー。美夏クリニックでも、積極的に治療しています。 薄毛治療には成長因子は不要なのではないか という議論もあったようです。
個別の話は、項目を改めますね。