Dr.OBAGIのビバリーヒルズのクリニックに講習に出かけたのは、15年前になります。とても結果が良いので、自分の顔も患者さんの顔も、ずっと治療してきました。数年前Dr.Obagiは元のOMP(製品を製造する会社)を売却し袂を分かち、ZO skin health ゼオスキンヘルスとして治療を拡げています。画像がそのイメージ画像です。
基本は元々のObagiのnu-derm クリームプログラムと同じ、トレチノインとハイドロキノンとフルーツ酸をメインにした治療のプログラムです。 「生まれたての赤ちゃんの皮膚を取り戻す」 Obagi先生の口癖です。
治療モードでは、炎症後色素沈着や肝斑の悪化をトレチノインとハイドロキノンを強力に使って、ハイスピードで皮膚を新陳代謝させます。いわばブルドーザーで田畑を耕すようです。
過去の記事はこちらです 私の顔の変化をお見せしています!辛い期間や辛い中身も書いたので読んでね。
なぜ皮膚科や美容皮膚科の治療はメンテナンスが必要なのか?細胞は、お肌の細胞もいつも新陳代謝しています。皮膚は大体4-6週で生まれ変わっています。お薬や照射などで治療しても、悪化因子が除かれていなければ、当然少しずつもとに戻ってしまうの。言い換えると「治ってしまう」。私見ですが、一番戻りやすいものは肝斑、ニキビ、戻りにくいものは炎症後色素沈着。分かりやすい例えでは、高血圧の薬を飲んでいれば血圧は下がります。でも飲まなくなればまた上昇します。 皮膚科的な治療って内科治療に近いの。高血圧ではダイエットしたり、運動したり、生活習慣を変えれば降圧剤は必要なくなる可能性があります。じゃあ皮膚科として体重減少や運動にあたるものは何か?スキンケアや紫外線対策が一番現実的です。両方とも生活習慣なので、なかなか難しいのですが