皮膚ってバリアです。外の環境から内なる自分を守る防御壁が本質です。
そうすると理想の皮膚って、これかなあとスタッフと選びました。
水はしっかりはじき、外からの侵入物を弾き返す。
ナースWは、「若い頃は水が玉になってころころ落ちたのよね」と、隣でぶつぶつ。楊貴妃の皮膚ですよね。
このところ急に寒くなって、皮膚が乾燥して痒くて仕方がないという患者さま(皮脂欠乏性湿疹)がたーくさんおいでになります。
バリアは皮脂と細胞としては生きていない角質細胞から出来ています。このバリアを破綻しないためには、どうしたら良いのか?昨年の記事を再掲します。
1、お風呂はぬるめのお湯で短い時間にしましょう
2、身体を洗うには、香りのない余分な成分の入っていない石鹸を手のひらで泡立てて
3、ナイロンタオル、ボディブラシは避けて、手のひらで優しくなでるように洗ってください。
4、背中も手のひらで洗うと、肩関節も柔らかくなって、一石二鳥です。
5、お風呂からあがったら、タオルで押し当てるように軽く拭きましょう。
6、乾きやすい人は、ここで保湿剤を。かぶれないお好みの乳液やクリームを。価格の高いものよりも、返って値段の安い余分なものが入っていないものをお勧めしています。
写真の理想の鋼鉄の肌も、金属のブラシでこすれば、表面のワックスははげちゃうし、塗装面も傷がつきます。もともとの皮膚の仕組みを大事にして、必要ならば保湿する、必要ならば薬を使いましょう。
新車を金属のタワシでこすると傷になります。あなたの皮膚も優しくこすらないように洗ってね。