アナフィラキシーショックにエピペンをという記事を昨年の4月に筑田Dr.が書いています。こちら 本日は第二弾です。
Kナースは悲しい「えびアレルギー」があるって書いていましたね。
食物アレルギーですけれど、どうやら即時型と言う場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こす免疫グロブリンEを介するアレルギーです。
ボトックス注射も、予防接種も、アレルギー検査のスクラッチテスト、皮内テストも、アナフィラキシーショックの可能性があります。(いわば誰にでも起こる) 皮膚科などではアナフィラキシーに対する準備をしながら、アレルギー検査をしている訳です。
アナフィラキシーが起こってしまった場合にファーストチョイスになるのが、エピネフリンとかボスミンとかアドレナリンという注射薬です。
しばらく前から、登録をした医師は、このエピネフリン製剤で患者さんがご自分でいざと言うときに使えるエピペンが処方できるようになっています。アレルギーの症状って抗原に暴露されてすぐに出るという訳ではありません。Kナースはえびを食べて3時間でお腹がしくしく痛むと言っていましたね。
そういう意味ではハイリスクの患者さんやハイリスクの検査や注射をした場合には30分は医療機関の中にいるようになっていますけれど、それ以上時間が経ったから安全とは言い切れません。 この辺が怖い所です。(いやあ、本当に怖いです。あまり拝見したくありませんーーーけれどーーー) 気分が悪くなった、呼吸が苦しくなった、お腹の具合が悪い、蕁麻疹が出たなんて時には、遠慮しないですぐにおっしゃって下さいね。
エピペンが処方された場合には
1、危ないと思ったら、ためらわずに打つ。
2、エピペンを使用した後必ず医療機関にかかる(症状が重ければ入院設備のあるところへ) 数時間後に再度強い症状が現れることがあります。エピペンで一度症状が治まったからと言って油断してはいけません。
3、エピペンは期限がありますので、有効期限のあるものを所持する。
エピペンについてのサイトはこちら
アナフィラキシーについてのサイトはこちら
うーん、美容の話を書かなくちゃあと思いつつ、話があちらこちらと飛んでしまいます。