昨年秋蓼科高原でのんびりと乗馬を楽しんでいる人々を見かけたことがきっかけで、その日初めて鞍に座って見ました。
馬に乗るのは、子どもの頃学友の農耕馬に鞍無しで乗ったのが最初でした。 たてがみにしがみつき、高い位置から野原を眺めつつの乗馬は、怖い気持ちと、楽しい気分が入り混じり、とても興奮したものでした。
父に馬がほしいとねだりましたが、世話は大変とあっさりと断られました。 今なら、父はかつて馬を飼っていた事があり、世話の大変さを体験上知っていたため、無理な願いを聞き入れなかったのだと良く理解できますが、その頃は犬を飼うのとあまり違わないと感じていたので、何回か繰り返し無理を言ったのでした。
今回鞍つきの乗馬を初めて体験し、裸馬にしがみつくのとは違って、とても楽で、馬がこんなにも素直に人に従うのかと驚嘆しました。 だけど尻は痛く、筋肉もあちこちと痛くなり、1時間以上も続けるのは、とても無理のように感じました。 その後、十数回乗馬を繰り返し、騎馬姿勢や、扶助の仕方を学んでいくうち、駆け足歩行など、与えられた課題に挑戦することは楽しくなり、尻も痛くならなくなりました。
乗馬は個性ある生き物との共同作業で成り立つスポーツで、自己流でがむしゃらにやっても、どうにもなりません。 今まで経験したスポーツとは全く異なる大変魅力的なスポーツと感じています。 山野を自由自在に駆けることを目標に、とは望むもの、それは何時のことやら?
写真は筑田Dr.の初乗りの姿です