連休中日10月11日に一人でのんびりと蓼科ロープウェイから雨池、麦草峠と快適なハイキングをしたわたくしに、なにやらブツブツと言っている人がいる。
天狗岳に登っている人が沢山いるようだ、とかオーレン小屋に泊まって天狗に登って見たいとかーー。蓼科山はきれいな形に見えるけれど、頂上はどんなかなー。
そう言えば昨年から登山をしたいと、何回も聞いたような気がする。
息子さん(スウェーデン人の23歳)に付き添って貰ったら。途中で心筋梗塞の発作をおこしたら救援の人も大変で迷惑、彼なら担いでおろせるでしょ、などといつも聞こえなかった振りをしてやり過ごしていた。それが、遠慮がちではあるが何かしつこい。
1、重力に逆らって登山なんて重労働はとんでもない。
2、せっかくObagi nu-dermで肝斑が薄くなったばかり。日焼けしたら2ヶ月の努力が数時間で水の泡。
3、運動や気圧の変化などの負荷で、冠動脈が虚血をおこしても私には治療ができないし、担ぎおろすことも難しい
など と散々逃げ回りました。でも、まさか虚血性心疾患の患者を一人で送り出すわけにも行かず、結果は真ん中の写真の通り。結局付き合う羽目になってしまいました。
蓼科山は2530m。独立峰で優しい形をしています。
女神ノ茶屋と言う登山口1750mから、最初はクマザサを分け入るように林のなかを快適なハイキング気分でした。その後は結構な急坂で大きな岩がゴロゴロあって、両手を使って登るよう。ターザンだったら軽々なのにーー。途中から見た南八ヶ岳の風景が上の写真です。
Dr.筑田は狭心痛はない、なんの兆候もないと言って、引き返す素振りはありません。せめてニトロペン位は持ってきたのと尋ねると、「忘れた」。 とんでもない内科医! 最近プールに良く通い、内服薬もきちんと飲んで、健康に自信がついたようです。
あと頂上まで少しというところで、森林限界を抜けご覧のような岩場にでました。風は強いし足場は悪い。わたくしは高所恐怖症。 やだ、もう帰る と駄々をこねたけれど、仕方が無いので結局頂上まで登りました。