ピアストラブルは決して少なくはありません。
口の悪い人によれば、異物をファッションにする人類最後の蛮行だそう。でも仏像の長い耳たぶには確かに飾り物がついていて、これは確かにピアスでしょう。小さなピアスが揺れている、輝いているのは、かわいらしくて私も大好きです。 残念ながら、たくさんの方のピアスを開けさせていただいたのに、私の耳にはピアスホールがありません。 どうやら10数年前に恩師のO先生に、「イヤリングを落とすからといって、ピアスホール開けるんじゃあない」と諭されてから、トラウマになっているらしい。
え!?! 単に努力していないだけでしょ!つい、おっくうとか、痛そうとかそんな話でしょ!! あっまずい、逃げ出さないと怒られる—。
でもここで、終わってしまうと、何のために書き始めたか分からないので、本日は退散せずに続けます。
ピアストラブルの最悪の結果は、ケロイドです。ケロイドになりやすい場所って、胸の真ん中、肩、お腹の縦の傷というように大体決まっているんですが、耳たぶ(耳垂)もケロイド好発部位です。そんなに多いわけではないけれど、時に拝見します。
トラブルが起こったときには、早めにピアスを抜いて、とりあえずきちんと治療をするのが、一番安全です。でもホールが塞がってしまうと心配で、抜けない方 多いんです。もともと傷が目立つ方(ご自分かご両親がケロイド体質など)の方は、ケアは充分慎重に、早めに治療を受けてくださいね。
さて、何回かに分けてどういう人はピアスを避けたほうがよいか、ピアストラブルはどういうものがあるかを、書いてみます。