左が注入2年前、2007年7月の私の写真です。もともと嫌いだった2008年の写真に変わる側面の写真が見つかって良かった。少々髪の毛が見苦しいのは許して下さいね。ごめんなさい。
右はレディエッセ注入直後ーー2009年6月
エステティックラインがきれい!!
注入後3ヶ月と大体一年後の本日の写真です。
レディエッセは、骨の基質であるカルシウムハイドロキシアパタイトの注入剤です。キャリアジェルにハイドロキシアパタイトの粒子が浮かんでいる。大体3ヶ月でキャリアジェルが吸収され、その頃から線維芽細胞がコラーゲンを形成し、大体1年半くらいで吸収されるという経過を取る。こちら と こちら 参照
よく写真を見てみると、注入直後と3ヶ月でvolumeが減少しています。丁度キャリアジェルが吸収されていく期間ですね。
それで3ヶ月後と1年で比べてみると、吸収の度合いは予測よりも少ない。
レディエッセは、顎には骨膜のすぐ上に注入します。骨と一体化したような硬度で、表情の動きが不自然に見えることがありません。顎には本当によいFillerだと思います。
レディエッセの利点欠点
1、骨膜の上に入れる鼻や顎には、極めて自然な形が作れる。触った感触も骨様。
2、吸収がヒアルロン酸よりも遅いので、コストパーフォーマンスに優れている。
3、分子量が大きいので動脈の塞栓を万一起こせば、損失は大きくなりそう。(塞栓リスクの高いところは、鈍針がお勧め!!)
4、注入用ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼという薬で溶かす事ができます。レディエッセは溶かす薬はありません。
ところで、美夏Dr.はこの2番目の写真以降Fillerは注入していません。自分では入れられないし、ナースや筑田Dr.からは断られてしまった。それで、一年経った写真を比べてみるとFiller(ヒアルもレディエッセも)よく残っていると思いませんか?
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顎と口角にはレディエッセ、法令線と上口唇にヒアルロン酸のジュビダームを2009年6月に注入した経過でした。
顎には、大体1.9ml入っています。多めの分量ですよね。注入後は2-3日痛かった。多分組織が押しのけられる痛みなんでしょう。
注入時の痛みを取る方法 レディエッセを麻酔薬と等量に混合して冷却して注入するというやり方があります。形成外科医としては、麻酔薬の分はすぐ吸収されてしまって正確には注入出来ないからお勧めできないと思っています。さりとて麻酔クリームで深めの注入は難しい。お勧めはブロック麻酔
注入用ヒアルロン酸が残っているところ(層)に、レディエッセを注入することは推奨されていません。一度ヒアルロニダーゼでヒアルを消してからか、層を変えるか、ヒアルロン酸の注入をする方がよいと思います。
顎が小さいのがとても嫌いだった。ヒアルの結果も良いのですが、ソフトな感触が顎には私はあまり好きではない。骨の上に載せたレディエッセの感触が好き。
年に1-2回の注入でコンプレックスが消失するのは、なんて嬉しいことかと思います。