サーメージthermage社が昨年(多分)から、瞼にも使えるサーマクールのチップを出しています。上の瞼なら手術する方がコストパーフォーマンスがよいと思っていたので、あまりサーマクールを瞼に照射する意欲がありませんでした。
でも、ジェイメックの方が昨日デモンストレーションをと、スタッフに照射してくれました。サーマクールアイです。
照射中の風景です。額と頬の上の方に、3.0cmの普通に頬にもつかうチップで丁寧に150発ほど照射し、睫毛のすぐ上の薄い皮膚に小さいチップで100発照射します。(睫毛のすぐ上に小さい格子のマークがありますね。ここの部分です) 角膜を保護するために、半透明のアイプロテクターのコンタクトレンズを入れています。このコンタクトレンズは、ベノキシールという麻酔液を点眼した後に、やさしく入れます。痛くないから心配ありません。このコンタクトレンズがサーマクールのようなモノポーラの高周波から角膜を守ります。 左の下が照射前、右が翌日つまり今朝です。 もともと奥二重のスタッフは照射直後から、「瞼が軽いってこういうことなのね」とうきうきしています。「目ぢからが上がるんだってジェイメックの人が言っていたけれど、本当だね」などと、ほかのスタッフも誉めています。 奥二重のラインが外のほうで見えるようになり、特に外側のぼてっとしていた部分がすっきりしています。眉毛の位置が少し高くなっているのが分かります。これが前頭筋によるというよりも、位置が上がったのだろうと推測されます。根拠は額のしわの深さが変わっていない。
今回は痛みがあまりない範囲で照射していました。「サーマクールは痛くなるほど照射する必要がないんですよ」とジェイメック社の人は言っています。まあはっきり言って、エネルギーが入った方が引き締め効果は高いと形成外科医は感じていると思いますけれどーーー。
このような瞼のタイプであれば、小さい瞼用チップは必要がないかもしれません。角膜からの厚みが2mmあれば、大きい方のチップで充分だそうですし、今回の結果はどちらかと言うと大チップの効き目のように見受けられます。
本来サーマクールは半年かけて少しずつ引き締められていく機械です。この後6か月でさらに引き締められてくると、楽しみですねえ
そんなに効き目がはっきりしているかなあと思って、女性スタッフ4人に尋ねたところ、皆異口同音に「良くなっていると思います」ですって。確かに照射前と照射後の区別はつきますね。 重い瞼は手術でもすっきりさせることは難しい。層々に厚いですからーーー。