本年より心を入れかえて、心身の手入れをしようと、美夏DR.なりに頑張っています。
それで、本日は休診日。1昨年残念ながら、痛みが嫌で20発で脱落してしまったサーマクールの照射を600発してもらいました。新しい熱の伝導のよいチップですって。
麻酔ゼロではとても無理と思ったので、頤神経ブロックと下眼窩神経ブロック+耳の前から顎の下に浸潤麻酔をして貰いました。何とかご迷惑をおかけしながらも終了。
あら、麻酔の効きがしっかりしている、と思って法令線(鼻唇溝)にヒアルロン酸の中で持続のよいピュラジェンを注入しました。 (友達の所で注入して貰うつもりだったのですが、麻酔してあるならチャンスですものね)
画像は右のみ(向かって左)注入したところです。サーマの直後なので、皮膚全体が赤くてしかもスッピンで恥ずかしいですけれどーー。
これでピュラジェンが半分0.5mlです。(筑田作) 大部印象が違うでしょ?SubQの古いのがあったので、そちらも顎に入れてと頼んだのですが、鈍的剥離で骨膜の上にポケットを作っていれてよ、というのは内科医には難しかったようです。
サーマクールの結果と 両側のヒアルロン酸注入の結果はまた改めてお見せしますね!!
ところで サーマクールの麻酔についての話を少々します
照射するタイプの治療は、光やRFを熱のエネルギーに変えて作用させています。言い換えると、やけどが一つのリスクです。脂肪がやけどしますと、脂肪溶解をおこして凹みますし、皮膚がやけどをすれば、傷や炎症後色素沈着をおこすばあいがあります。
照射エネルギーは高いほど、効果は高いと推定されていますが、やけどのリスクも高くなります。 麻酔してしまうと痛みという重要なリスク回避の機構が働かなくなってしまいます。そのため、サーマクールの生産会社サーメージ社は「決してサーマクールの時に麻酔をするな」と警告を発しています。
わたくしは、ちょっとサーマクールの600発はとても難しかったので(センセに出来れば、他の誰でもOKよねって照射してくれた人に言われました)、注射による麻酔をして貰いました。今の所トラブルはありません。
患者さんの中で、どうしても麻酔をとおっしゃる方は、リスクをお引き受け下されば、ブロックと局所麻酔の併用はさせていただきます。全身麻酔と静脈麻酔は、行っておりません。
日を改めてまた書かせて頂きますが、なすびNs.がずいぶんブログ記事を書いてくれました。いつも楽しそうにやりに来てくれます。良い感じです。 ブログは こちら