JJという雑誌があります。
しばらく前にDr.美夏は取材を受けてそのまますっかり忘れていました。そうだ、どうなったんだっけと一昨日本屋さんでJJを探したところ、12月号に記事が小さくありました。恥ずかしながら私の笑っている顔まで出てた!!顔がでるのは相変わらずすっごく恥ずかしい!!
毛穴に焦点を当てて書きます。
シルクピーリングは、ダイヤモンドヘッドバーで削りながら角栓を抜いてゆくピーリングです。ヒアルロン酸の溶液に浸しながらピーリングすることで、お肌にやさしくこのウェット感がウリ。またエステのおけるマッサージとおなじように皮膚の下に水が引き寄せられ、ふっくら仕上がる。残念ながら毛穴の皮脂の産生を抑えるものではありません。
鼻をいじって角栓を抜く習慣は、皮膚を傷めます。つい抜いちゃうというような人にはもってこいの治療だと思います。
USAの美容皮膚科領域の売り上げNO.1は、シルクピーリングをはじめとする物理的なピーリング(microdermabrasion)
マックスピーリングという言葉は、韓国のマックス社のQスイッチヤグレーザーで、カーボンローションを塗布して施行するレーザーピーリングを指します。
毛穴に詰めたカーボンにレーザーがあたると、カーボンごと毛穴の中身が蒸発してしまい、毛穴がしまる。鼻の傷あとのようになってしまった毛穴は難しいですけれど。ひとつひとつの毛穴に詰まっている皮脂量が多い場合にはシルクピーリングで抜いてからマックスピーリングなんてことも出来ますよ。両頬に広がっている毛穴が周辺から少しずつしまって行く感じです。
ヤグレーザーは歴史の古い安定したレーザーです。いくつかの会社から販売されています。マックスでのレーザーピーリングが他の会社のレーザーピーリングと異なる点は、パルス幅といって照射時間がやや長めに設定できるために、熱が加わりやすいことにあります。
いわゆるロングパルスQヤグ(ジェネシスなど)ほどではありませんが、じわっと熱をこもらせることができる。真皮に熱が入れば、真皮のコラーゲンは収縮してひきしまる。
このマックスピーリングは、パチパチする音と熱が特徴的です。照射時間はわずか5-6分。月に一回の照射で、回数を重ねることで、少しずつ皮膚が若返る。美夏Dr.は前回の美容外科学会総会で継続は力なんだと、ずいぶん思い知りました。
その若返り方が、毛穴が目立つ範囲が少しずつ減ってゆくように効いてくる。私は多分患者さんはその一回一回の変化はあまり分からないのではないかと思っています。変化が劇的におきる人は、ざらつきと頬の毛穴が目立つ人。脂漏性皮膚炎のざらつきがあるひとは即効性があります。(脂漏性皮膚炎だけなら、抗真菌剤のほうがもちろん普通の保険治療が出来て、手軽なんですけれど)
黒ずみ毛穴
なんて言葉があるらしい。結構産毛の色が見えています。産毛のための黒ずみならばファーストチョイスは脱毛です。ダーモスコープで見れば一目瞭然。とくに額や眉間の黒ずみ毛穴は、コメットで脱毛するのが一番かもしれません。
毛穴と一言で言っても、患者さんの状態は千差万別。また治療結果もかなりばらつきがある。
治療効果が上がらない毛穴は、いじりすぎて傷あとになってしまった毛穴です。スキンケアは気をつけてやりましょうね。
美夏Dr.はしばらく前にめずらしくあざやしみ消し用のリキッドファンデをメーカー(医療施設向け)に勧められ使って見ました。1週間で毛穴が黒くなったのにびっくり。ファンデは私は特別なとき以外は、パウダリーが肌には優しいと思っています。
http://mika-ns.jugem.jp/?day=20060809
posted at 2006/12/08 15:46 | kojitomika |
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