暑くなりましたね。。
昨年メラフェードというトレチノインとハイドロキノンのシステムを試していました。
日焼け止めSPF45をつけていたのですが、炎天下グラウンドに立って3時間、翌日鏡をみたら両方の頬は真っ黒けっけ。これぞ肝斑!!。もともと私の肝斑は潜在性のもので、それほど目立たないものだった。(UVカメラでもはっきり写らないくらい)。それなのに悪化した肝斑は真っ黒。教訓としては強烈で、その後2ヶ月間診療をしたくなくなるほど、ひどかった。
この夏は、紫外線をきちんと避けて、患者さまの前で言い訳をしなくてもすむようにしなくては。
美夏DR.の診察室は南向きです。
その南向きの診察室に99%紫外線カットというフイルムを貼りました。午後からの陽射しが時によって、まぶしかったのですが、あまり気にならなくなりました。かといって、部屋が暗くなるわけではありません。結構お勧めです。面倒くさがり屋ナースのブログにあったように、ホームセンターでフイルムを購入し、自動車や南向きの窓には貼ってごらんになったらいかがでしょうか?http://mika-ns.jugem.jp/?day=20060623
そして、ここのところ目立つのが夏の行楽にお出かけになって、サンスクリーンでかぶれてしまったという患者さまです。オキシベンゾンという吸収剤は、今でもかなり使われています。これも結構かぶれます。デパートで、色々な商品を勧められ、じっくりと成分名を確認していますと、この悪名名高いオキシベンゾンが入っている商品って結構多い。
スーパーマーケットで小さいお子様にと売られている日焼けどめに入っていたのを見つけたこともあります。アレルギーを引き起こしやすい物質の入っている化粧品を、赤ちゃん用として販売しない方がよいと思うのですが。
かぶれは、接触性皮膚炎と皮膚科の言葉でいいます。そのかぶれの中で、オキシベンゾンをはじめとする紫外線吸収剤は、アレルギー性の接触性皮膚炎をひきおこします。これは、身体がこの吸収剤の成分と合わない、相性が悪いと認識してから(つまり感作されてから)症状が出る接触性皮膚炎です。(一目ぼれタイプではないの、じっくり付き合ってみたらやっぱり駄目)
多くは使い始めて1ヶ月とか数ヶ月とか経ってから症状がでます。
サンスクリーンも広い範囲で使う場合には、狭い範囲で試してから。
ずっと調子のよかった化粧品も、ある時からかぶれることがある。そういうアレルギー性の接触性皮膚炎というものがあると言うことを知っていてくださいね。
選択の方法としては
1、SPFの値は高ければよいというものではない
2、白くなる紫外線散乱剤の方が一般的には安全
3、吸収剤が入っている製品は、かぶれやすい人はさける
4、むらなく厚めに塗る
5、汗をかいたり、触ったりしたなら、塗りなおす
1日に何回も塗るのは大変ですけれど
posted at 2006/07/14 13:14 | kojitomika |
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