ルミナスワンのIPL intensive pulse light フォトフェイシャルファーストをスタッフに照射してみました。
30歳女性
自転車で通勤、こどもの送り迎えをこなす元陸上部のママ。
サンバイザーをかぶり、日焼け止めをしっかりつけて生活しているはずなのですが、そばかすが治療で消えたと思うと、再燃し、また治療を受けるという繰り返しです。美夏クリニックは、美夏Dr.もアウトドア好きですぐ真っ黒になってしまうのですが、類は友を呼ぶのか、スタッフも同じような人がいますね。
でもサンプルとしては、すぐ黒くなるので、色々試せて良い。(ごめんね!!)
照射前の写真です。
角度が一緒でなくてすみません。
照射4日目 頬に小さな痂皮(かさぶた)がついているのが分かりますか?
照射後1週間 頬の高い部分はまだ残っていますが、かなりきれいになっていますね。
UVカメラの写真です。鏡像ですので、左右反対です。
UVカメラはブラックライトを照射して取る写真です。表皮内メラニンを強調して映し出します。臨床的には、しみの元となるメラニンのある深さを判定するのにも使用します。そのほかに、光治療が照射の仕方によっては、肝斑を悪化させるというデータが出てからは、肝斑やまだ眼には見えないけれど隠れている肝斑を見逃さないために、使います。
さて、この女性に肝斑があるかどうか
少々議論があると思います。
私は左の写真のように軽く存在すると思います。たぶん、同じ写真でも「ない」と診断する先生もおられるかもしれません。
光照射をするばあいには、「ない」と診断すれば強力に鋭く照射できます。でも、それが誤りだと、後で肝斑の悪化をきたす可能性があります。
「ある」と診断すれば、640nmまたは695nm以下の光をカットして照射します。ただその場合やや照射方法としては、マイルドになりますので、少しずつしみを抜いてゆくことになります。
日が短くなりましたね。そろそろ紫外線も弱くなり、しみ抜きのシーズンです。美夏Dr.も、トリプルAジェルをずっと使っていて、肝斑は黒くなったり白くなったりしていましたが、本当はしっかり色抜きをするべき時期が来ています。でも秋のアウトドアの良いシーズンに突入することになり、これまた悩ましい。外へでなければ良いのですが、またトレッキングにも出かけたいし、海も行きたい。
つくづくこの仕事は向かないなあと思っています。