患者さんにお勧めする治療は一通り自分でもやってみることにしています。
ゼオスキンヘルス セラピューティック (Obagi Nu-Derm System オバジのクリームプログラム)は、7年位前ロサンゼルスのオバジ(皮膚科医師の名前です)のクリニックに他の医師と一緒に出かけ、その直後自分でもやってみました。オバジDr.が「まず最初に自分でやってみるんだ」と言われるままにね。プログラムが終わってリセットされたわたくしの皮膚はとても素敵だったのですが、その後7年も経ってしまいました。
その後自分にはトレチノイン療法はしてみたけれど、オバジのnu-dermクリームプログラムは、ご無沙汰。大体1クール6週間で3クールが基本。つまり4ヶ月半かかる。
わたくしは50歳にもなって、肝斑はがっちり出現し、それなのにアウトドアが好きなので、紫外線にあたってしまう。美容外科医のはずなのに肝斑がめだつ。おまけに患者さんにする事は自分にもやって見るポリシーでフラクショナルレーザーのデモを自分にもしたら、さらに肝斑が悪化!!治療としては、トランサミン、ハイドロキノン、イオン導入というリスクを避けるやり方もあるけれど、イオン導入でベッドに寝ていることがせっかちなわたくしには出来ない。
それである日帰宅しようとしたら、バッグのそばにオバジ一式が並んでいた。口先で わたくしもオバジやるからね と言ってちっとも始めないのを見て、スタッフがしびれを切らしたようです。先週6月11日よりobagi nu-dermを始めました。
せっかくなので途中経過を実況中継します。写真は本日のわたくし。赤い皮膚で、口の周りが随分剥けています。 続きは明日ね!!
ゼオスキンヘルスセラピューティック(obagiのnu-dermはクリームプログラム)は、主として3種類の薬を塗る治療です。3種類とはトレチノインとハイドロキノンとピーリング剤。朝と夜決められた量を顔全体に塗るだけ。外来通院は2週間に1回です。
目標—生まれたての赤ちゃんの皮膚—
メリット:皮膚表面外科手技のリスクを減らします。レーザーや深いピーリングなど起こり得る炎症後色素沈着、肝斑や傷跡のリスクが極めて小さくなる。nu-dermだけでも、良い結果なのに他の治療の補助療法としてもとても素敵です。
デメリット:辛い時期がある。赤みが残りやすいので赤用のレーザー照射(ロングパルスヤグレーザー)は必須。治療の一連の流れの中で重要です。
過去の記事です 表題を変えました。Obagi nu-derm=ゼオスキンヘルスのセラピューティックです
ゼオスキンヘルスNO.5 最初は大変なの はこちら