“Every patient hates this program in the first 6 weeks.”
オバジのnu-dermで一番つらい6週間がいつの間にか過ぎてしまいました。
今週末と来週末に学会があるので、昨日からトレチノインとエクスフォダーム(グリコジェント発売中止になっています)を止めています。
肝斑は薄くなっており、特に頬骨の上は随分目立たなくなっていると思っています。
もう12週で消えるところまでゆくか、そしてその場合にメンテナンスをどうするか思案のしどころです。
ヒアルロン酸とレディエッセも注入して1か月。触った感じは滑らかになり固まりとしては触れません。なじんでなくなっちゃったのかと思うくらいですが、この2枚の写真で比べると明らかに改善されています。
薬類は大体80gなので、1日1gの三ラミンをのぞけば、使用量の標準は1日0.5gです。1本で3クール分はある計算になります。ふむ、コストパーフォーマンスを考えると随分よい治療です。
それでは、ゼオスキンヘルス セラピューティック が一番力を発揮するのは、どんな場合でしょうか
それはやっぱり肝斑だと思います。肝斑は身体の中のホルモン状況が皮膚に映しだされているものでしょう。だから再発再燃が極めて多い。勿論フォトフェイシャルもレーザーも(一部の治療を除いて)、効果は認められない。トレチノイン療法は、理論的には結果がでるはずなのですが、統計はとっていないけれどどうやら半分の患者さんは悪化している。(物理的な刺激を受けたか紫外線を浴びてしまったのでしょう。) でもnu-dermなら取れるーーー。(これから証明していかなくてはならないけれど)
ゼオスキンヘルス セラピューティックであっても、紫外線に当たりすぎたり、物理的な刺激が強い、プログラムの組み立て方に誤りがあるなどの場合は取れない。ハイドロキノンとトレチノインの量が多く、刺激によってメラノサイトが活発になってメラニンを生産するようになっても、それに勝る速度でメラニンを追い出してしまう。それがセラピューティックの真髄だと思います。
トレチノイン療法は、繊細な治療方法だと思います。わずかの因子で成績が左右され、結果に個人差があります。このトレチノイン療法で上手く行かなかった人がセラピューティックにトライするというのも、お勧めのやり方だと思いました。
過去にnu-dermとして書いた原稿を改変しています 2020/08/30
No10 2クール終了 は こちら