幸いH1N1型で,毎冬流行するAソ連型と同じタイプなので、被害は懸念されていた鳥インフルエンザのH1N5型よりも少なくて済むかもしれません。
しかし、今までに流行ったタイプとは異なる新型インフルエンザの可能性が大です。その病原性(このインフルエンザに罹った場合にどのくらい重症になりうるか)については今のところ分りません。
すでに、米国、ニュージーランド、メキシコで感染患者が出、欧州でも感染疑いで検査中とのことです。日本に入り込むのも時間の問題でしょう。
対策として、今のところタミフル、リレンザは有効と米国疾病対策センターでは推測しています。
早期の診断と治療で大流行にはならないだろうと私は思います。 つまり4000万人死んだといわれるスペイン風邪(これもH1N1でした)よりは、流行の規模は小さいでしょう。
今後の流行状況に注意を払い、適切な予防策を知っておくことはとても重要です。
マスク、手洗い、人混みを避ける、流行時は外へ出ないなどが基本的な対策です。 個々の対策だけでは不十分です。行政が有効な対策を立てて、実施することがが必要です。