美容外科の世界も日進月歩。カニューラの記事を書いたのは丁度一年前だった。こちら
細い金属製のカニューラが販売され、ディスポーザブルのカニューラの種類も増えてきました。
頬(下瞼の下)のへこみも腫れることなくきれいに入る。
カニューラのメリット
1、動脈塞栓が起らない。動脈の中にヒアルロン酸などfillerが注入されると、動脈が詰まってしまう。その結果、皮膚壊死や失明などとても大きな合併症が起りうる。これを避ける事が可能です。
2、出血や腫れが少ない。特に目の下は腫れるとしばらく目だってしまう。それが最小限度に出来る。
3、麻酔のクリームが不要です。針穴には局所麻酔をして、そうっと先端が丸い針を入れて行きます。深めにいれますので、痛くない。(ご希望で麻酔のクリームを塗る事も可能です。)
カニューラのデメリット
1、真皮内(皮膚の浅い部分)は注入が難しい。 法令線などでは浅く注入するほうが膨らむの。下に硬い物がある方が膨らみますよね。皮下という脂肪と皮膚の間では同じ結果を出すのに、必要容量が多くなる。カニューラでは小じわの修正は難しい
2、針穴を開ける必要がある。細いカニューラが出てきたので、針穴も小さくてすむから目立たなくなりました。
3、カニューラでは入れにくい場所がある。
場所と状況で鋭針も使用しておりますが、とても使いやすいカニューラが出てきたのは、私ども美容外科医にとっても患者さんにとっても幸福な事です。
しばらくは、カニューラで入れても鋭針で入れてもコストは同額でさせていただきます。目の下をふっくらさせるには、良い手技です。
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