女性の為の女性によるクリニックを作りたい。
「男性の前ではとても恥ずかしくて言えない」「分かってもらえないのではないかしら」とおっしゃる女性をたくさん拝見してきました。「思い切って話したのに、取り合ってもらえなかったの」と言われる事もありました。遠くから「男には見せられない」と手術目的で来られる方もおいでです。
どうやら皆さま私には、話がしやすいようです。
反対に、出産育児で時間がかかるから、仕事が出来る時間に制限があるのというママ女医もたくさんいます。
患者さんにとっても、働く側にとっても、女性のライフスタイルをお互いに思いやれ、柔軟に対処でき、質の高い医療が提供できる診療所が作りたい。。。子育てで忙しくなったら少しお休みして、少し手が離れたらまた働いて、スタッフも出入りはあってもその時々の働き方ができる。そんなクリニックを作りたいとずっと思っていました。
省みれば12年前に開業し、仕事と家事と育児していたらかなりのハードワーク。ちょうど更年期にさしかかって、この3-4年は不調続き。もう仕事できないと思ったこともありました。今のクリニックに移転が決まった頃から長期計画で、少しずつ財政を整理し、仕事も無理がないように工夫してもらい、昨年夏の休暇をしっかり取らせてもらったら、かなり元気になりました。
その後また仕事も家事もと追われていたら、また少しずつ少しずつ疲労が溜まって、うまくゆかない。医師会仲間Dr.の勧めもあって、思い切って仕事をセーブして、家事を手抜きして、「やれないことはやれないと言う」「やらなくてはならないと思って自分を追い詰めない」と生活を整理したら、少しずつ元気になってきました。睡眠薬も使って、ぐっすり眠れるようになりました。あまり辛い感じがなくなりました。ブログの更新回数が減ってしまいましたけれど。
少しずつの努力が実り、江原先生が水曜日に来て下さるようになり、スタッフの協力(精鋭ナース事務)もあって、全身麻酔が可能な診療所がようやく稼働を始めました。医師はみなママさん女医です。
手術の好きな女医さん(外科系女医、麻酔科、肛門や泌尿器など、、)子持ち女医歓迎ですので、美夏クリニックで働いても良いなという方はアプライしてみてくださいね。皆で助け合いながら、地域で細やかな女性のための診療所を作ってゆきたいと思っています。
土曜日には、男性の内科医師もいます。