図はヒアルロン酸注入は、注射でその部分を膨らませて形を整える治療です。この数年輪郭形成という言葉が出てきました。図はが若い女性の骨、右が年齢が高い女性の骨です。だんだん年齢とともに骨は小さくなる薄くなります。その骨の上に、ヒアルロン酸を注入して、元々の骨の形のようにボリュームを補おうと言うのが、ヒアルロン酸の輪郭形成の概念です。
年齢とともに骨は吸収され、骨格は全体に小さくまた一つ一つの骨は短く細く薄くなります。加齢とともに骨全体の容積が減って小さくなります。(A)は、眼球を入れている洞窟にあたる部分で眼窩と呼びます。骨が薄くなっている分眼窩容積は全体に拡大しています。高齢の方の目が奥目となり落ちくぼみます。コップの水は同じなのにコップが大きいものになったようなイメージです。こめかみの部分はへこんできます。
頬骨は一番頬の高い部分はがっちりとした固い骨で、そこから外側に張り出す頬骨弓が細く低くなり、顔全体の幅が加齢で細くなります。細くなった分顔は下に長くなってベース型になります。上顎骨という上の歯の上の骨も痩せて上下の高さが減ります。歯槽骨が吸収されて歯周囲炎で悩まされる原因の一つですね。鼻の穴もまた拡大してきています
下顎もまた、薄くなり上下も左右も小さくなってゆきます。歯槽骨も弱く薄くなり、歯の根元が見え、歯周囲炎にもなやまされます。図が薄くて見にくかったのでマジックで書き足しました