■治療に際してのご注意 しみ治療に最適な時期は、紫外線の弱い時期です
しみ治療は前後の炎症をさましてゆく期間を合わせると半年-1年がかりです。しみの治療をしていると、皮膚の肌理が整い、はりが出て、若返りの効果があります。毎年少しずつでも治療をしてゆくことが、若々しい美しい皮膚を保つのに一番よい方法だと思っています。
皮膚の性質は千差万別です。日々のスキンケアの方法(化粧品の種類や量、洗顔にかかる時間や手のタッチ、どんなファンデをお使いかなどなど)や紫外線を浴びる量も人によりかなり違いがあります。炎症後色素沈着が強く出る人、トレチノインが効きやすい人や効きにくい人、テープや治療中の赤み乾燥が辛い人平気な人、皆さまの条件は様々です。
患者さまのご希望やしみの種類、治療の進み具合で治療方法を選択し、変更してゆきます。ご希望や心配な点は、医師やスタッフにお気軽にご相談ください。
しみは再発します。メラニンを作るメラノサイトを破壊すれば、メラニンを作ることが出来なくなってその部分の色が白く抜けてしまいます。しみの治療は、メラノサイトは温存したままメラニンを追い出します。
日焼け、乾燥、摩擦などの刺激が皮膚に加わるとメラノサイトはメラニンを作り、皮膚を黒くして皮膚を守ろうとします。皮膚が黒くなるのは、身体の中を守ろうとする働きです。再発させないケアが必要です。