雨降りで残念なお休みでした。
アウトドアの楽しみは断念しましたが、わたくしの大好きな国立科学博物館(かはく)に久しぶりに行くことが出来ました。日本館(本館と以前呼ばれていた建物)がリニューアルして初めてです。
かはくの日本館の建物は、昭和5年の建造で飛行機の形だそうです。こちら 展示物の写真撮影が許されていることに途中まで気がつかず、ブログ用にこの日本館のドームのステンドグラスを撮りました。照明が少々邪魔をしていますけれどーー。美しいドームの形、素敵なステンドグラスですね。
日本館は「日本列島の自然と私たち」をテーマに作っているのですって。
特別展は、「Dr.Noguchi」世界を勇気づけた科学者、野口英世 でした。
貧農のなかから努力して医師になり、梅毒や黄熱病などの研究で業績を上げ、その黄熱病で殉職したかの有名な野口英世です。今の時代でしたら、やけどによって損なわれた手は、少なくとも機能するように出来たでしょうに。どうやって実験をしていたのでしょう。
この写真は、野口博士が使用していた顕微鏡です。顕微鏡についてDr.筑田の記事はこちら
野口英世、志賀潔、北里柴三郎 日本の細菌学者が綺羅星のようにこの時代にいます。
かはくには、音声ガイドの貸出しがあります。そのメニューのなかで「詳細解説」を選択すると、丁寧でわかりやすいとても詳しい解説を聞くことができます。博物館のなかの展示物が、生き生きと動き始め、語りかけてくれるように感じます。時間のある方はぜひトライしてみてくださいね。(これを聞いていたら、1日では終りまで見られませんけれど)
新館は「地球館」と命名されました。テーマは「地球生命史と人類―自然との共存をめざして-」 生命の進化と多様性を追っていて、とても楽しい。今日は残念ながら足を向けている時間がありませんでした。
高校生以下と65歳以上は、常設展は無料。友の会に入ると、かなりお得です。また夏休みには、子供向けの催しも一杯あります。科学の好きな方やこどもには、ぜひお勧めです。充分な時間をとってお出かけになってはいかがでしょうか?
かはくは、明日から3日間臨時休館だそうです。また行きたいな、時間を探さなくちゃね。