私が最初にピカソの絵を見たのは、高校生の時名古屋の美術館に巡回してきたピカソ展でした。
それまでキュビスムが何であるか、中学の美術で教えて貰った知識だけ。当然どうして人の体や顔をあのように描いたのか分っていなかった。
会場に、習作だったかどうか覚えていませんが「ゲルニカ」がありました。強烈な印象に驚きました。人の心のなかに直接入って来て、防御しようにもどうにもならなくて、感情をゆすぶられるようでした。
その後も、折があれば絵画は拝見しています。今回のピカソ展も早い時期から見たかったのですが、ようやく昨日12月3日にお休みを頂き、見に行きました。
ちょうどパリの洗濯船に住み始めた1900年から展覧会は始まります。青の時代ですね。画像はポスターをスキャンしました。1901年の自画像です。
ピカソの絵は画集を含めますと、相当数拝見しています。ピカソはものすごい量の絵を描いています。このピカソの描いた絵を丹念に拝見すると、天才ってあるひとつの道にいくらでも努力を注ぐことができる、ってところが天才なんだって思います。