昨日美夏ドクターからの情報を聞いて、内藤正敏さんの写真展を見てきました。
これらの写真は、光の効果を充分に使い、彼の感じた状況を見るものに力強く訴えていました。厳しい状況にも耐える、素朴な力強い東北の人々が感じられました。
一見恐ろしげ、あるいは不気味に感じられるものも、東北生まれ、東北育ちの私には極ありふれた、普通の情景で、懐かしく感じられました。
子どもの頃を懐かしく思うときは、電線を切る風の音であったり、海のうねりの音であったり、枯れ草の香りであったり、私の中をそのような漠然とした感覚がよぎります。
内藤氏の作品を見たとき、彼は東北以外の都会人なのだと直感しました。 同じ物を見ても、見る人の生い立ちで感じ方はとても違うものです。
美夏DR.より 迫力がありすぎて画像としてお見せするのに躊躇したポスターを載せるようにとのことで、アップしました。この上の方の写真は「婆バクハツ」と題されているシリーズです。