キャッツ DVD版
筑田先生が、ロンドンのキャッツと印象が異なると言うので、DVDを購入して拝見致しました。アンドリュー・ロイド・ウェーバーによる映像です。下記から購入いたしました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0009PRCHU/ref=pd_sim_b_2/250-5074002-5462642?ie=UTF8
キャストはジョン・ミルズ、エレイン・ペイジ
確かにロンドンの映像と劇団四季では、雰囲気が少々異なります。
ただ、生のステージはそれこそ生きているものなので、私は四季のキャッツを大変楽しく拝見しました。惜しむらくは、ややキャストにむらがあったことでしょうけれど、これは多分ロンドンの生のステージだってキャストやその場の雰囲気でむらが出るのは同じだろうと思います。筑田先生は、よほどロンドンのステージの印象が強烈で、その思い出が頭を支配していたのでしょうね。
Dr.美夏 「どうも劇団四季のキャッツは、お気に召さないようねえ。」
Dr.筑田 「歌と音楽が、どうしても自分の感覚の中で合わないんだ。日本語と西洋の音楽は、元々調和しないものなのかもしれない。言葉を聴いていると苦しく感じる。」
Dr.美夏 「それでウェーバーのキャッツは」
Dr.筑田 「これは、しっくりする。ダンスも歌もとても楽しめる。大体上手い。全体の流れの中に詩情を感じるんだ。劇団四季のキャッツは、こどもを楽しませるようにしたために、優美さに欠けてしまったような気がする。」
Dr.美夏 「私は、戦後60年経ったこの日本東京で、毎日西洋由来であるミュージカルを公演し、採算があっていると言うことの方がよっぽど驚異的だと思うけれど。私は本当にすごいと思っている。
それに決して質は悪くない。楽しかった。2倍の値段をだして引越し公演をみるよりは、私は劇団四季のキャッツを2回見るほうがいいかな。
生のステージと収録されたステージではもともと違うものですしね。
ある意味で日本でミュージカルをやるっていうのは、ロンドンでイギリス人が歌舞伎をやるようなもの。もともとハンディがある。例えば、日本の子供たちのなかで、ダンスや声楽を習うお子さんの割合がヨーロッパに比べたら少ないのじゃあないかしら。つまり裾野がまだ広がっていない。」
Dr.筑田「個々のダンサーを見れば、とても上手な人がいたよね。」
Dr.美夏「西洋音楽でタイトルを取る若い人たち増えてきてるでしょ?どんどん良い作品が一杯出てくると思う。それに私はとても劇団四季のキャッツを見て楽しかった。」
Dr.美夏「あと驚いたのは、ダンサーの体形。美容外科には、もともと美しい人たちがたくさんおいでになる。けれど、本当に一昔前の日本だったら絶対ありえないような、背が高くてヒップアップされ、見事な体形のダンサーがたくさんいて、びっくりした。生活そのものも変わっているせいかな。これは本当に驚いた!!」
posted at 2006/08/17 09:22 | kojitomika |
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