中国漢時代の作品で、南洛陽で発掘されたものと聞いています。
古代中国の青銅器は其の当時の権力者が祭事に用いたものが多く、現代では考えも付かないような奇抜な造形美と力強さを感じます。
この黄金の豚はかつて全身が黄金色に輝き、その全身に施された龍、鶏、蝉、亀、牛そして羊神等は見る者を魅了し、その歳の豊穣と富を確信させるに充分な存在感を示したものでしょう。
今は青銅器特有の緑錆でかつての黄金の輝きは色あせたものの、それも悠久の美を感じさせ、現代の私たちには、盛時の美以上の愛着をもたらしています。
久々にDr.筑田の「アートの小部屋」の原稿が届きました。
本年は亥年。美夏Dr.の干支です。もちろん24歳ではありません。豚といのししは中国では、同類とみなされていると、筑田Dr.は話していましたけれど、本当かしらん?
お正月に干支なら書いてねとお願いしたのが、やっと届いてアップできて幸いでした。黄金の1年になりますように
(ちょっと遅いですねえ)