トレチノイン+ハイドロキノンの二つの薬を塗る治療
1.薬の説明
1)トレチノインはビタミンAの誘導体。新陳代謝を上げて、メラニンを追い出す薬です。女性にとって、トレチノインなど塗るビタミンAが使いこなせれば、高い化粧品は必要がないと私は思います。健康的!
2)ハイドロキノンは、色素細胞の働きを抑制して、メラニン生成を抑えます。メラノサイトに毒性があり白抜けする場合があります。低濃度を薄く広く塗ってください
2.プログラム共通の特徴
トレチノインとハイドロキノンを使うプログラムが、多種類あります。いわばレセピです。ゼオスキンヘルス セラピューティック( nu-dermクリームプログラム)が、強力で結果がより良いプログラムです。他に 東大吉村先生による トレチノイン療法があります
1)毛穴がしまり、皮膚のはりがでて、若々しい皮膚になります
2)トレチノインが血管を拡張しますので、赤みが出やすい。もともと赤ら顔の方はロングパルスヤグレーザーで拡張した血管を治療してゆく必要があります。
2)紫外線や摩擦、その他の化粧品などで刺激をすると、肝斑が増悪することがあります。治療中は、皮膚を刺激しない、紫外線を避けるよう十分な注意が必要です。
3)ひかり輝くシャイニー(shiny)で健康な皮膚になります。(青白いシルキーな皮膚ではありません)
4)原則内服薬(トラネキサム酸)が不要です。治療中に肝斑が目立つ時には処方する場合があります