帯状疱疹の予防対策 (筑田Dr.)

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 幼少時に罹患した水痘の原因ウイルス(ヒトヘルペスウイルス3型)は、身体から排除されないまま知覚神経の神経節細胞に生涯潜んでいます。

  そのため、体の抵抗力が弱り、液性及び細胞性免疫が低下した時に活性化して帯状疱疹として発症します。

  症状体表の痛みあるいは痒みで始まり、次いで発疹を認めます。 発疹は知覚神経の分布に沿って認め、小水疱を形成します。

  痛み の程度は様々で、時に神経ブロック治療を考慮する事が必要です。

 発症部位によって痛み以外重篤な合併症を生ずる事懸念があります。 目の領域ですと、視力障害、耳では聴力障害めまい、また顔面ですと顔面神経麻痺瘢痕による美容上の問題が生じます。 更に重篤なものですと、ヘルペス脳症で、死亡することもあるため、おろそかに出来ないのが帯状疱疹です。

 多くは中年以降発症しますが、若い方でも何らかの免疫不全状態で発症します。

 早期の診断治療で経過症状を軽く早期の終息を目指す事が可能ですが、何よりも発症を抑える事が大切です。 年齢と共に発症率が上がり、一生のうち三人に一人は罹るといわれています。 米国では60歳以上のヒトに積極的に予防ワクチンがなされ、約50%の人で発症が抑えられ、60%の人で疼痛が抑制されています。 日本でももっと予防接種を広める必要があると感じています。 予防接種は予約で行いますので、ご相談ください。

 

美夏Dr.より

 身体のどこかに強い痛みを感じたときに、まだ皮膚に発疹がなくても、帯状疱疹を疑った方が良い時があります。皮膚の病変がないと、まだ血液学的な診断はつきませんし、確定診断には難渋します。でも体の半側で、ふつうと違う痛みを伴う感覚障害があって、なおかつとても体調の悪いときには、可能性があります。 もし、そんなことがあったら相談してみてくださいね。

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