東洋医学の話や常在菌の話を再三させていただいています。
そのような話の中で、もしひとつキーワードを選ぶなら、それはホメオスターシス つまり恒常性だと思います。
人体は自然の中にありながら、もう一つの内なる世界を作っています。同じような世界を生物のひとつの個体のほかに、例をあげるなら、水槽があります。私たちの美夏クリニックにも、熱帯魚の水槽があります。
水槽のなかでは、植物の光合成のために光があり、水の動きのためにフィルターやエアーポンプがあります。また、お魚の中にはお掃除屋さんの巻貝、エビ、どじょうやなまずの類がいます。魚もお互いに食い合わないような種類をいくつか選んで、入れてあります。フィルターには種々のバクテリアが水質を良くなるように棲みついています。
水槽の中でバランスが崩れますと、魚たちは元気がなくなったり、病気になったり。また、余分な苔が生え水が濁り、世界が崩れてゆきます。
筑田先生の話によると、人の身体の中では、その人の細胞の数よりも多くの細菌が住んでいるのだそうです。びっくりしましたねえ。自分の身体だと思っていても、実は自分ではない種々の微生物の数の方が多いんですって。
健康や病気の話をしていても、個体(生物の身体)は自分だけで生きているわけではないんですね。
このように考えれば、美や健康を追求するにしても、いかに自分自身に備わった免疫機構や常在菌などを大事にしなくてはならないか、ご理解いただけると思います。
薬も化粧品も食事も、必要充分最小限に
ホメオスターシス(恒常性)を大事にした生活を
筑田Dr.も美夏Dr.も、ホメオスターシス(恒常性)を大事にした治療を心がけています。興味のある方はウェブサイトもご覧下さいね。http://www.mika-clinic.com
posted at 2006/07/04 20:35 | kojitomika |
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