昨年麻疹(はしか)が流行しました。
このシーズンも既に年末から患者数の報告があり、この連休明けからの流行が懸念されています。
日本では2012年までに麻疹排除するという計画が策定されました。
この4月から麻疹の定期接種(公的負担による接種)は1歳から2歳未満、年長組の一年間、中学校1年生と高校3年生の4回です。年長、中、高校生の該当者には武蔵野市では3月のうちに問診表が送られていると思います。
定期接種のワクチンは麻疹と風疹の混合です。
麻疹(はしか)は、一人発症すると12人が感染し、10人に4人は入院、1000人に一人は死亡するという重症な感染症です。
2008年の流行では中高校生に多く見られました。
定期接種は先にお話した年齢のみですが、自費の任意接種は、どの年齢の方でも受けられます。はしかにかかったことのない方はお受けになっておいたほうがよいと思います。予防接種を過去に受けていても、免疫がつかなかった方、免疫が弱くなった方も対象となります。
昨年は武蔵野市近辺の病院で随分はしかの患者さんが入院されていたと聞きました。麻疹は予防接種以外の手段では防ぐことが出来ません。また対症療法以外に薬はありません。
美夏クリニックでは、麻疹風疹混合ワクチンおよび麻疹単独ワクチンの準備をしています。任意の接種および武蔵野市の定期接種が可能です。
昨年はワクチンの入手が難しい時期がありました。もしご希望の方は電話で予約の上おいでください。
麻疹についての国立感染症研究所のビデオはこちらから見られます。
武蔵野市の予防接種のページはこちらです。