昨年に引き続き武蔵野市の一部公費負担による肺炎球菌の予防接種がお受けになれます
1、実施期間 平成20年6月2日から3月31日まで
2、対象者 武蔵野市民で65才以上の方
3、接種回数 生涯で1回のみ
4、実施場所 市内指定医療機関 (美夏クリニックも指定医療機関です)
5、自己負担 5,000円 生活保護受給者はなし
6、人数 1000人(先着順)
7、申し込み 5月1日から保健推進課へ直接電話か郵便で 0422-51-0700
保健推進課から予診表を受け取って、電話でご予約の上指定医療機関におかかりください。予診表がないと受けられません。
なお美夏クリニックは、任意接種(自己負担による接種)もお受けになれます。こちらも予約が必要です。
前回筑田Dr.の書いた記事を以下に貼っておきますね。
肺炎球菌ワクチンの勧め (Dr.筑田)
風邪の原因は多くはウイルス感染によるもので、大抵は重症になる事も無く経過が良いものです。
しかし、体力の弱っている人、高齢者、糖尿病、慢性腎疾患、喘息の人では注意が必要です。 合併症としての肺炎を併発し、不幸な転機をとることもありうるからです。 日本人の死亡率で肺炎は第4位を占めていることからもお判りのように、抗生剤があっても治し得ない例も多いのです。
細菌性肺炎の原因は肺炎球菌によるものが多く、しかも抗生剤の乱用も原因し、最近ではペニシリン、セフェム系に耐性の肺炎球菌が30-45%と増加していて、治療を困難にさせています。
これに対してはどのように対処すべきでしょうか?
体を常日頃丈夫にし、抵抗力を高めておく事は勿論ですが、肺炎球菌に対しての免疫能力を確保しておく事がもっとも大切です。 すなわち肺炎球菌ワクチンをしておく事が命を守る事になるのです。
肺炎球菌は80種類以上ありますが、肺炎球菌ワクチンで得られる免疫能はその中の23種類に対してです。 しかし、この23種類は肺炎球菌原因菌の約80%をしめていますから、肺炎球菌原因の80%をカバーする事になります。 一回のワクチン接種で高率に免疫能力を獲得し、5年間はもちますので、高齢者は積極的に行うことをお勧めします。 自治体によってはワクチン接種の補助が出ていますので、問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
この画像は、実は肺炎球菌ではありません。素材辞典のなかの、「金星火山性ドーム」だそうです。
もっとよい画像があれば良かったのですがーーー。