今週になって、武蔵野市でもインフルエンザ感染患者数が急増しています。
最近のA型ウイルスの特徴として、昨年と違ってタミフルに耐性の株が増えています(B型はまだ感受性あり)。
A型インフルエンザ感染の早期治療では、タミフルに変えてリレンザでの対応は可能ですが、インフルエンザワクチン接種で予防するのが最も確実です。そして、経済的にも安上がりです。
しかし、ワクチンで100%感染をブロック出来ない事も承知しておかなくてはなりません。ワクチン接種での予防効果は80-90%と言われていますが(濃厚なウイルス暴露では感染することがありますし、免疫能の低下した方もいるため)、接種後仮に発症したとしても、症状は軽く治りも早いで是非早急のワクチン接種をお勧めします。
1月末から2月にかけて、インフルエンザ発症は急増するのが通年の傾向です。 ワクチンを接種して、抗ウイルス抗体が産生されるのに7-10日かかりますので、早期のワクチン接種を勧めるのはこのような理由からです。
昨年の記事のなかで 「インフルエンザに推奨される漢方薬」 は こちら
「インフルエンザとマスクの選択」は こちら 「咳エチケット」は こちら
そうそう、東京都は15日インフルエンザ注意報を出したそうですよ。先週のコンサートホールでは咳をしている人はお見かけせず、今年はあまり流行らなくてすむのかと思っていたのですが。