新型インフルエンザの患者さんの7割が、入院患者さんの9割が20歳未満だそうです。心配されていた高齢者ではあまり患者さんの数も、重症者の数もあまり多くありません。
感染症研究所 の発表によれば、現在流行っているインフルエンザのほとんどが新型ですって。 例年であれば今頃から、季節性インフルエンザの患者さんが増えてきます。
感染症が重なると重症化しやすいというのに、肺炎球菌ワクチンも季節性インフルエンザワクチンも不足していて、充分量の供給がなされていません。
美夏クリニックでは少々ですが、季節性インフルエンザワクチンを入手しました。 ご希望の方は、お電話でご予約くださいませ。予約のない方には、申し訳ないのですが接種できません。 新型インフルエンザワクチンは見込みがたちません。すみません。
追記 11月24日 グラクソスミスクラインの新型インフルエンザワクチンのあるロットで、アナフィラキシーショックというアレルギーが多発したという報告がありました。 薬はどんな薬であっても、アレルギーの可能性があります。アナフィラキシーはその中で、短時間に経過し重い症状を引き起こす場合がある怖い反応です。 注射薬では、いつでもアナフィラキシーの可能性があり、医療機関では治療の準備はしています。
今回のワクチンについても、重症度と頻度が問題になってくると思います。
治療やワクチンはメリットとデメリットを個人レベルで天秤にかけること、集団のなかで天秤にかけることの両方が重要だと思っています。