貧血は血色素ヘモグロビンが低い疾患で、立ちくらみやめまいの症状とは別のものですと、お話いたしました。
それならヘモグロビン値が12以下(女性)で、血液学的に貧血のときはどうするのでしょうか?
これが貧血のイメージです。(花びらの画像です。ぴったりですね。さすが美に敏い筑田先生の選んだ画像です。)
貧血のない赤血球のイメージはこちらです。
貧血かなと疑われたらまず血液検査をします。
白血病など悪性疾患の無いのを確認し、フェリチン値を見てみます。
フェリチンは身体に貯蔵されている鉄分を測っています。このフェリチン値が高いときは鉄剤などの増血剤は無効です。 体質的にヘモグロビン値の低い方もいるため、再生不良性貧血、骨髄異型性症候群などが隠れていないか注意しながら経過を見ていく必要があります。
フェリチン値が低い時には、慢性の出血による貧血が考えられ、出血の場所を探す必要があります。
女性ですと、生理の出血量、痔、消化管出血が無いか検索します。
男性ですと、痔、消化管出血の検索が必要です。 いづれも癌などの無い事を確認し、出血原因の治療と平行して鉄剤を服用していただく事で貧血は改善します。
一月でヘモグロビン値は1-2上昇しますが、ある一定レベルでプラトーになります。 治療は貧血が改善したとして服薬中止してはいけません。 血中のフェリチン値が充分量であることを確認するまで服薬は続ける必要があります。 女性では、ヘモグロビン値は12以上有るのですが、フェリチン値の低い貧血準備状態の人は以外に多いものです。 この様な方では、冷え、疲れや易いなどの症状がある方もあり、貧血として治療する事で症状は改善できます。
血液専門医へのコンサルトがお勧めです。
美夏クリニック http://www.mika-clinic.com
ふむふむ
1、製造工場の異常
2、排出ラインの過剰――出血
3、材料の不足
ってことですかね?