新型インフルエンザへ対策―抗体―ワクチン
新型豚インフルエンザは現在日本では鳴りを潜めて居ますが、夏も過ぎますと再度感染者は増えてくるように予測されています。
この新型インフルエンザは、若い人の感染者が多く、国立感染症研究所から60歳以上ではこのウイルスに対して抗体を持っていると発表されていました。
米国CDCからも同様な発表がありましたが、東京大学医科学研究所からの最近の研究結果では、90歳代では抗体が認められたが60-80歳代では抗体を持っていないとの結果でした。
また、感染毒性も、今までの季節型のインフルエンザより広範に肺で増殖し、サルを用いての実験では増殖量も桁外れに多い事がわかり、油断せず対応すべきとの報告です。もともと高齢者では、肺炎を起こすと重大な転帰をとる可能性が増します。
幸い、秋には新型インフルエンザに対してのワクチンが出来るのでないかと予測されていますので、発売されたならできるだけ早期に2回の接種はした方が良さそうです。 予防に勝る治療なしです。