今年の冬は寒くて長かった。急に春がやってきて、風は強いし、花粉は飛ぶ。
春をどう感じるか、随分人によって違うと思います。
皮膚科をやっていると、抗真菌剤の処方が増える、花粉皮膚炎の患者さんが増える、なんて即物的な状況で春を感じます。いつもの年は雨の音を感じるとほぼ時を同じくして、抗真菌剤の処方が始まる。今年はまだ温度が低いうちに、雨が降り始めた。それでもこの1週間かなり処方しています
隣で筑田DR.は、春と言えば花粉症だよ。みんなアレルギーがひどくなる。僕はアドエア(吸入ステロイド+気管支拡張剤)がないと、喘息症状が出てしまうとぶつくさ言っています。
東北に住んでいれば、春は雪解けで開放感があるのにですって。
散歩をすると、沈丁花の花の香り、梅が紅白で美しい。ミモザも咲いている。花は春を美しく告げているのに、何て残念なことか。マスクをして、ツルツルの花粉がすべり落ちやすそうなお帽子とコートを着て、それでも散歩に出ましょう。