ルバーブと大黄 (Dr.筑田)

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 ルバーブはタデ科ダイオウ属の植物です。ダイオウ属のものには薬用のダイオウと、食用のルバーブがあり、葉の形の違いからも区別がつきます。

 薬用ダイオウはその根を乾燥して用います。大黄の名前は、そのを割ってみますと橙色を帯びた鮮やかな黄色が印象的で、直ちに納得すると思います。

 食用のルバーブ茎をジャムなどにして食べます。 日本ではなじみが薄いのですが、欧州では身近な食材です。 牛乳に混ぜて食べるとヨーグルトのような味が楽しめます。

 日本ではイタドリが同じような仲間ですが、酸味が強いので、シュウ酸を適度に除いて調理するようです。 子どもの頃、道端のイタドリの若芽を咬んではその酸っぱさを楽しんだものです。

イタドリも大変たくましい草で、除草に苦労するのですが、根はやはり同じような鮮やかな黄色をしています。

 漢方での大黄の効能は、熱を取り去り、便通を良くします。 また血の滞りを改善し、血液の熱を鎮め、解毒する作用があります。 漢方薬の大黄牡丹皮湯潤腸湯麻子仁丸防風通聖散などでは生薬の大黄が大変重要な位置を占めています。

 食用のルバーブは茎を食べ、漢方薬とは効果が異なりますが、繊維が大変多いので、便通の改善は期待できます。

 美夏Dr.から
ルバーブの茎ってとても硬い。切っていたら、手が痛くなりました。一晩お砂糖と白ワインにまぶしておいて弱火にかけると、とろとろと溶けてきます。線維が透けて見えてきれい。

 ジャムを作るときには水は普通いれません。火にかけた果物から水分がでてとろけてくる様子って、ちょっと感動ものです。昨日の夜仕上がりました。長野県アルプスのワインで善光寺竜眼2004を150mlくらい入れ、レモンは半分。ワインを入れると、味に深みが出て大人の味です。

筑田Dr.はアララのミューズリーに沢山いれて、美味しそうに食べていましたよ。

  ちょっと蛇足です。アルプスのブラッククイーンはかなり香り高くおいしいのですが、白の竜眼は少々ブーケに欠けます。でも、長野のワインなので応援しています。

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