マムシ草は、その名前どうりで、マムシのような斑模様の茎の上に鎌首を挙げ、舌を出しているような大変奇妙な形をした草花です。 子どもの頃山で見かけ、自分なりにマムシ草と呼んでいましたが、実際その名で呼ばれているのをあとで知ったものです。
この写真は、昨年の6月裏磐梯で撮影しています。(美夏カメラマン)
今の時期では鎌首は無く、珊瑚の色をした小豆大の実の塊が太い茎の上についていて、遠くからでもすぐ目に付きます。 正式名は天南星で、サトイモ科のこの種類の半夏は漢方で大変重要な生薬です。 薬効では浮腫を改善し、痙攣を沈める作用が有ります。 急性胃腸炎によく効く半夏瀉心湯、喘息、気管支炎に処方される柴朴湯などでこの半夏が重要な役目を果たしています。 その他、たくさんの薬草を身の回りで見ることが出来ます。自然の恵みの有り難さを思い、そして私たち人間もその自然の一部である事を実感します この写真は本年9月八島湿原(霧が峰)で撮影。(美夏カメラマン:もう少し上手になるよう頑張ります。他の方のウェブサイトやブログを拝見すると、とてもよい写真が一杯あって、かなり恥ずかしいのですがーー)