芍薬の花ってとてもきれいですね。昨日の神代植物公園で撮った写真です。漢方薬で良く使われる芍薬の話を書いてくれない?ってお願いしたら、原稿が届きました。筑田先生よろしくお願い致します。
生薬の中で、特に女性に処方される漢方薬の構成薬として芍薬(しゃくやく)、牡丹(ぼたん)があります。昔から六大名花とてその華やかで豪華な点では甲乙つけがたいものです。
この両者は、漢方薬としても美人を作る効果があり、なくてはならない生薬です。芍薬も牡丹も、効能は血液の火を取り除き、血液の滞りを改善し、鎮痛鎮痙作用が有ります。 当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸などは婦人病に処方される代表例ですが、いずれにも両者が入っています。
ちなみに、六大名花には菊、蘭、梅そして蓮が加わります。(太文字にしたら読みにくいですね。きく らん うめ はす です)ほとんど全ての草に、いわゆる雑草にさえ薬効があるのには驚きです。それを知らずに雑草として無視されているのはとても勿体無い。 私たちが、自然の恵みで生かされている事に感謝です
都立神代植物公園の今盛りのバラと芍薬を見て、父と花のことを思い出しました。
父は花が好きで、定年後は朝から暗くなるまで庭の花の世話をしていて、食事の時に母や、妹に呼ばれて家に入るのが常でした。 花を見、庭木の世話をしているのが健康のためにとてもよかったようで、90歳まで元気でゲートボールも楽しんでいました。
父を見て育った影響か、もともとの遺伝子のなせる業かわかりませんが、私も子どもの頃から花も木もとても好きで、山で見つけた珍しい花を父の庭によく植えたものです。 今もその習性は続いていて、土地があれば様々な木を植えずにはいられません。 数十年後どうなっているか想像するのはとても楽しい気持ちになります。
この様な経過もあり、漢方の生薬を見たり栽培したり、味わってみたりで楽しんでいます。
美夏DR.から そうか、美夏Dr.がさえないのは、筑田DR.が好意で処方してくれた桂枝茯苓丸もロクに飲まないせいかしらん?そういえば、なすびNs.には努力を怠って美しくなろうなんていうのはとんでもないって叱られてましたっけ。最近なすびに怒られていないので、どうも緊張感が足りないようです。