当院で使用しているQスイッチルビーレーザーは、The Ruby というJmec社の認可されている医療機器です。厚生労働省の認可した疾患は、太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑等で、シミ治療に用いる時はglobalには普通の治療ですが、厚生労働省の認可条件からは適応外使用になります。 Qスイッチヤグレーザーは未承認機械で 韓国Lutronic社のスペクトラという機械で、元々適応条件等もありません。
シミの治療には、やはりQスイッチのルビーレーザーが確実だと思います。購入したのが数年前ですが、導入が遅れたのをこんなに後悔した機械はありません。本当に申し訳ありません。ヤグは連続照射ができる点と真皮に照射したときに腫れる期間が短いというメリットはあります。でもシミ治療における確実性が異なります。
しみ治療では ご希望で麻酔のクリームを塗って一時間ほどお待ちいただいてから照射します。麻酔クリーム代880-2200円がかかります。 照射は輪ゴムでぱちんぱちん弾かれるような感覚です。
経過;直後白くなり、まもなく痂皮になります。痂皮はテープなどで保護していただき、はがれるまでの期間が長いほうが仕上がりが綺麗です。 痂皮がはがれた時に、茶色い色が残存している時はまだメラニンの層が残っています。その場合にはしみの種類により2-4回追加照射をします。
リスクと副作用
1,痛み、腫れ、内出血、かさぶたの下の出血
2,痂皮
3,複数回の照射が必要です ほくろや厚みのあるしみ(脂漏性角化症、真皮メラノサイトーシス、刺青、太田母斑など)
4,再発することがあります。 雀卵斑は再発が早いので、フォトフェイシャルで消えるならばフォトのほうがお薦めです。脂漏性角化症もまた下の方からむくむく出てきやすい
5,炎症後色素沈着 レーザーの刺激で色素細胞が活発になりやすい肌質の人は、半年から一年黒くなっていることがあります。早めにイオン導入やトレチノイン+ハイドロキノンを塗る事で軽減可能です
6,わずかな凹み
治療費用
1発 550円 1㎝四方で11,000円 いずれか安い方
Qスイッチヤグレーザーによるシミ治療
Qスイッチヤグレーザーは未承認機械で 韓国Lutronic社のスペクトラという機械です。治療やリスクなどなどは、ルビーレーザーに準じます。
Qスイッチヤグレーザーによる空中照射治療について
Qスイッチヤグレーザーは未承認機械で 韓国Lutronic社のスペクトラという機械です。
1064nmのヤグレーザーを 直径8㎜の円形に10Hzで1.1ー1.5j/cm²の出力で7000発ほど空中照射します。 カーボンを塗らなければ レーザートーニング、塗ればカーボンピーリングです。
トーニング; お顔の肌のくすみが取れ、繰り返すことによって毛穴が少しずつ引き締まります。産毛の色が脱色されます。何となく垢抜けした雰囲気になります。
皮膚表層のメラニンが弾けます。また真皮層に熱がこもるので、タイトニングの治療でもあります。過去に肝斑の治療として一世を風靡しました。
リスクと副作用 乾燥 ヒリヒリ感 かぶれやすくなる (ピーリングに近い感じです)。ニキビや肌荒れ。何より困るのは 白斑です。(熱量を下げる、治療頻度を下げる、穏やかに治療する、白い部分が出たらすぐやめるようにする。) メラノサイトの中のメラニンが弾けて色素細胞が破壊されてしまうと、そのメラノサイトが死滅することがあります。破壊されない程度に施術する必要があります。
カーボンピーリング; Jmec社のカーボンをお顔に塗ってトーニングと同様に1064nmのヤグレーザーを空中照射します。毛穴に詰めたカーボンに熱がこもることにより毛穴の引き締めを図ります。
リスクと副作用 乾燥 ヒリヒリ感 かぶれやすくなる 赤みが残りやすい。腫れるときがある。ニキビや肌荒れ。期待ほどに毛穴が締まらない。繰り返し治療が必要。
費用; レーザートーニング 13,200円 カーボンピーリング 18,700円(全顔)、11,000円(Tゾーン)、5,500円(鼻)