アンチエイジングの実際 No.1
どういう訳かアップする操作をした途端消えてしまいました。どうしてか分かりません。悲しいよう!!がんばってもう一度書きます。
本日は「アンチエイジングの実際 No.1」です
アンチエイジング治療のなかで、皮膚の表皮から真皮の浅い部分の治療があります。実際の治療目標は、しみと毛穴、小じわの改善です。治療はスキンケアをすることになります。
個々の治療については、また別の機会にお話しします。今回は、一般的な話です。オバジというロサンゼルスの皮膚科の先生が作ったnu-dermというトレチノインとハイドロキノンの治療プログラム(クリームプログラム)があります。この治療をすると、皮膚のしみや毛穴、小じわなどは見違えるほど良くなります。種々の治療方法の中で、改善度はきわめて高い。
でも、すっかりきれいになったと思っていても、メインテナンスをしなければ、3年で元に戻ります。どんなアンチエイジングの治療をしても、そのときから年齢を重ねるのだと言えば、やむを得ないことです。でも戻っちゃうと悲しいですよね。良い結果を保つためには、日々のケアやメインテナンスの治療が必要になります。
しみの治療は、結果がはっきりする治療です。結局気になるしみが残っているか取れたかですから。写真にもはっきり写る。
しみに比べると、毛穴や小じわの治療は評価が難しい。ロボスキンアナライザーなどを使って評価する方法が少しずつ広まってきています。なぜこのような高額な機械が必要なのか。結局、写真などでの評価が難しいから。
毛穴が小さくなったと言います。例えば、毛穴の体積が平均して50%縮小したとします。これは、長さに置き換えると、20%の縮小です。(80%になったと言うこと) 0.8×0.8×0.8でおよそ0.5ですよね。
確かに毛穴は縮小したと思います。でもこれをふつうの写真の上での変化ととらえるのは結構難しい。小じわについても同じです。保湿のされ具合や表情で写真では全く異なる。
この辺が、毛穴やこじわの治療で、それなりの結果が出ていても、患者さんによって満足度が異なる理由です。
美容系の集まりに行きますと、「夏みかんのお肌は、みかんにできる。でも、みかんをたまごのような肌にするのは難しい」という言葉をよく聞きます。
治療をお受けになる前に、よく説明を聞いて、納得してから治療を受けて下さいね。正直なところ、医師や看護師であっても患者さまが本当に理解して下さっているのかどうか、不安になります。また、言葉の理解と思い描いておいでの結果と異なる場合があります。
治療には、もちろんリスクはありますし、患者さんによっても結果は異なります。どこの医療機関でも、丁寧に説明することをモットーに治療していると思います。よく納得した上で、治療を始めて下さいね。
本日のまとめ
日々のスキンケアやメインテナンスの治療が必要です
しみの治療のように結果がはっきり分かるものと、毛穴や小じわのように評価がしにくい治療があります治療の前に、わかりにくい部分はよく説明を聞いて下さいね
posted at 2006/07/28 19:00 | kojitomika |
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