弛みの治療器のHIFU(多焦点型超音波照射装置)は顔の脂肪層に熱を加えて引き締める治療です。種々の加熱形式がありますが、スーパーハイフRTは、皮膚の表面から1.5㎜深さから更に下3㎜の厚みでオーロラみたいに熱の層が動いて、脂肪を収縮させるの。加熱したフライパンにお肉をいれると縮むのとイメージは同じです。画像のようにふっくらした頬をきゅっと引き締めて小顔化します。
種々の機械をデモンストレーションし、スタッフとも打ち合いっこし、検討し最終的に、当院と同じ三松ビルの4階に入ってらっしゃる東輝会Dr.高尚威先生のSuperHifuRTを入れました(2024年4月にバージョンアップしました。)。ハンドピースをお肌の上に固定すると、例えば自動的に1㎜の等間隔で11列、11x25mmの四角形で照射してくれるという優れものです。1列ずつずらす必要がないので、加熱の具合が均等です。またパワーが高い。熱は、1.5mmのカートリッジで1.5~4.5mmの深さで加熱されます。しっかり加熱されるので、カートリッジを変えて層々に照射するひつようはありません。
費用: 医師照射の場合には下記の1.5倍です。
1)両頬 14ブロック照射 44,000円
2)両頬+フェイスライン 20-22ブロック照射 66,000円
3)両頬+フェイスライン+顎下 25-30ブロック照射 88,000円
ハイフの特長
1,ダウンタイムがない治療です。お化粧してお帰りになれます。照射のライン数(照射ブロック数)を多くし熱量も高容量にした場合には、腫れます。数日で改善します。照射ライン数を減らし、熱量も低めにすれば、腫れませんが効果はそれなりです。
2,治療の目的は、弛みの引き締めを図る事です。頬の高い部分をなるべく上方向に挙げて、その下の頬の部分を引き締めるために施術します。
3,施術の実際 施術者は原則的に看護師で、大体20分から30分くらいの時間がかかります。頬から始め11列の1ブロックを、丁寧に照射してゆきます。照射中は皮膚の深い部分に熱が線状に移動するのがわかります。痛みはある程度あります。治療は原則6-9か月に1回です。
4,痛みについて 塗る麻酔のクリームはあまり効果がありません。笑気麻酔の準備があります。(あまりお薦めはしていません。痛みが分かることは安全を担保していることにもなりますので) 笑気麻酔は5500円となります。朝からお食事飲水を止めてきてください。脂の薄い人のほうが痛く感じます
5,起こりうる合併症や副作用 1,やけど 熱を入れることで効果を出します。気を付けて施術しておりますが理論的にゼロにはなりません。口の中の粘膜の傷(後で困ることは起きませんが暫く口内炎みたい)、顎のラインに小さい痂皮ができるなど。
2,神経損傷 神経を切る事はありませんので、半年くらいで回復します。損傷した場合には、しびれ感、口角がへの字にできないなどの合併症の報告があります。当院では経験がありませんが、無理をして神経の上を照射した場合には可能性があると思います。
3,腫れ-2-3日続きます、筋肉痛-場合によって1週間くらい続きます
4,期待ほどの結果が出ない。印象ですが、パンと張った頬よりもやや水っぽい柔らかい皮下組織の方が効いています。