井の頭公園のボートに乗りました
それで昨日外来終了後井の頭公園に出かけました。すぐ近くにある公園なのに、本当に久しぶり。半年ぶりくらいだったかも知れません。
さくらの葉はすでに落ち、それでも他の木々は紅葉には早い。陽射しが柔らかで、秋が深まってきています。夕方から急速に気温が下がって、私は肌寒く感じました。
七井橋という公園の中央にある橋は、いつも人がたくさんいます。小さいお子さんから、ご高齢の方まで、おふやパンなどをまいている姿が見られます。その餌に群がる鳩とからすと鯉 というのがいつもの姿なのですがーーー。
北から渡ってきた鴨は何種類か、鴨ってきれいな鳥ですね。目の色も黄色いのや赤いの、黒いの。羽もオシドリをはじめ美しくて見ていて飽きません。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/seibuk/inokashira/tori.html
鴨は、橋の周辺でも、ボート(昨日乗りました。気持ちが晴れ晴れ致します)も追いかけてきて、餌をねだっています。炭水化物で健康に悪いのではと、つい心配になります。
ところがいつもの太った鯉がいない。
井の頭公園の鯉は、パンパンになるまで太っていて、オレンジや黄色や白のそれは華やかです。そのたくさんの鯉が餌に群がっている姿は、見方によっては貪欲です。
その鯉がほとんど見当たらない。
井の頭公園池でもコイヘルペスというウイルスが流行って、大量死してしまったのだそうです。
武蔵野市役所や東京ズーネットのウェブサイトに記事がありました。ご紹介しておきます。 http://www.city.musashino.lg.jp/cms/news/00/00/27/00002711.html
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&inst=&link_num=4830
コイヘルペスは、ヒトには感染しません。
ヒトのヘルペスについては、more 以降に少々ご紹介しておきますね。
ヒトに感染するヘルペスウイルスで代表的なものに
1、単純ヘルペス:口唇ヘルペスとか性器ヘルペスと言われるもので、免疫機能が低下している状態(紫外線を浴びた後、疲労状態、感冒などの病後などなど)で、何回でも再発してくるのが特徴。ぴりぴりちくちくなど違和感のあと水疱(水ぶくれ)を形成し、だいたい1週間くらいで痂皮を作って治癒する。
2、水痘帯状疱疹ウイルス:子供のときには水ぼうそうとして発症し、場合によって一回帯状疱疹として再発するウイルス。
3、EBウイルス:伝染性単核症(発熱、リンパ節腫脹、異型リンパ球の出現が3主徴) 発疹とリンパ節腫脹でおいでになる患者さんでこのEBウイルス感染の方が時折おいでです。
そのほかに、サイトメガロウイルスや突発性発疹のウイルス、エイズのカポシ肉腫のウイルスも、ヒトに感染するヘルペスウイルスです。
posted at 2006/11/02 09:46 | kojitomika |
permalink/全文表示 |